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血で染まる川のほとりの宿にて〜また、島根にいます
死体が東京大田区蒲田駅の操車場で見つかりました。後頭部を殴られてる。めちゃワクワクドキドキします。人が殺されるのは、楽しいですね😊。
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あ、推理小説の話です、笑。昔、松本清張が好きでいろいろな作品を読みました。「砂の器」は、傑作の一つ。今回は、物語の舞台となった島根の山間部にある亀嵩を訪ねます。亀嵩はそろばんで有名です。いま、そろばんを使っている人は見かけないけど。私は、子どもの頃、他の習い事は全部下手くそでしたが、そろばんだけは得意でした😆。
亀嵩にはJR木次線の駅があります。この駅が好きで何度か訪れました。夏も冬もホームがとても美しい。
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改札も風情があって好き。こういう改札で、都会に出ていく恋人を見送ってみたい……。あ、それは恋愛小説。
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亀嵩駅はお蕎麦屋さんが管理している駅で、駅に亀嵩そばのお店があります。冬はストーブが点いています(写真がブレてる)。
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島根といえば、割子そばが有名です。3段とか5段になった器にお蕎麦が少しずつ入って出てきます。いろいろなお蕎麦の中でいちばん好き。
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奥出雲はのどかで時間がゆっくり流れている。春の奥出雲は可愛らしくて好きです。
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冬に亀嵩を訪れたときは、駅から奥出雲の湯村温泉まで車を走らせました。ここに1日2組限定の宿「湯乃上館」があります。
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湯乃上館は、斐伊川のほとりにある、田舎屋敷の宿です。こういう宿が好き。二組のうち先に申し込んでいれば、囲炉裏でご飯が食べられます。私はお部屋で食べました。島根のお魚といえば、のどぐろ。どれも上品な味で美味しい。お酒は、木次酒造の「雲」。雪の夜に飲む日本酒は乙です。
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旅館は当たり外れがあるので、最近はゲストハウスに泊まることが多いんですが、料理が美味しくて雰囲気のある旅館はやっぱりいいものです。
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お風呂は宿の向かい、川のそばにあります。早朝、斐伊川を眺めながらいただきました。源泉100%の掛け流しです。
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斐伊川はヤマタノオロチ伝説の舞台。天照大神の弟神のスサノオノミコトが、櫛稲田姫を助けるためにヤマタノオロチを切り裂いて退治したところ、血で川が真っ赤に染まったといいます。「砂の器」といいヤマタノオロチといい、なんか血生臭い。でも、この日、お風呂から眺める神話の川は、静かで、鳥の囀りだけが聞こえていました。
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