あなたも安全運転者になれる!"交通安全川柳"を創作してみませんか?
はじめに
常に安全運転を全うするには、道路交通法というルールの下で、ドライバーである自身について、運転操作する車両について、そして道路や歩道、交差点などのインフラと天候、気象条件などの環境について意識を高め気遣う必要があります。
もちろん、周囲に安全確認の対象となる歩行者、自転車、二輪車、車などとの並走、追従、追い越し、交差時の危険予測、イレギュラー発生時の対処などの経験を積むことで得ることができる知見もとても大切な要素になります。
交通安全意識を高める川柳
これらは、漠然と運転していては、磨くこともレベルを高めることもできません。
より確実な安全運転を求めるならば、日々目の前の事象や出来事に関心を持ち、意識を高める必要があります。
「これでいいのだろうか?」
「間違っているのだろうか?」
「私の問題? 相手の問題?」
などという具合にです。
この意識を高めるために有効な一つの方法として、川柳の創作があげられます。
川柳は5・7・5の合計17文字の中に、韻やリズムを与えながら印象深いメッセージを創り上げてゆく、いわゆる文芸作品です。
実は、この川柳を創作するプロセスの中に意識を高める要素、脳を活性化する効能が溢れているのです。
川柳創作プロセス
川柳を創作するプロセスは、概ね次の通りになります。
1.気になる光景を頭に思い浮かべる
2.視点を決める
3.頭の中で写真を撮る
4.褒めるべき場面か注意すべき場面かを判断する
5.写真の中の事象から短い言葉や関連用語を洗い出す
6.5、7、5の文字数とリズムを考えながら組み合わせてみる
7.17文字全体を読み切った時の印象や余韻を吟味する
8.表現したい主張の一貫性や流れを吟味する
9.言葉や用語を入れ替えてみる
10.リズム感があり、伝えたいメッセージが浮き彫りになれば完成
川柳創作プロセスで得られる効能
このプロセスで川柳を創作することによって生まれる効能は計り知れないプラス効果があります。
①頭の中のモヤモヤが整理される
②目の前の事象を鮮明に記憶するようになる
③様々な事象と用語が結びつき始める
④自身の行動、相手の行動を注意深く観察できるようになる
⑤安全な状態、危険な状態とはどういうことか明確に言葉にできるようになる
⑥道路交通法、交通ルールにも興味を持って関わることができる
⑦創作した川柳は形として後に残り、家族や知人と共有できる
⑧これらによって安全意識が格段に上がる
⑨大正解という答えは無く、無限大の可能性がある
⑩経験や個性を最大限に表現することができる
⑪各種川柳公募への応募意欲、創作意欲がわいてくる
⑫巡りめぐって交通安全、安全運転の啓発メッセージの創作と発信、共有に繋がる
⑬交通安全の意識の輪が広がる
川柳創作の例(実践)
川柳は奥深く、表現する視点と表現の方法で様々な作品を生み出すことができます。以下に、自分自身という視点に立ち、3つの表現方法にて創作した川柳を例にあげてみました。
【お題:止まれ(一時停止)の遵守】
①理想の姿(こうあるべき)を表現する
「止まれでは
左右の確認
三秒間」
(解説)
先ず停止線手前でしっかりと止まり、左右の確認を行うために3秒は声に出して間を確保しなければならない。
②禁止口調(ダメはダメ調)で表現する
「停止線
大幅越えて
止まらない」
(解説)
歩道や交差点に勢いよく車の鼻先を出さず、確実に停止線手前で止まらなければならない。交差する車両はもちろん、歩行者や自転車に追突の可能性があるからこそ停止線が設けられている。
③反面教師として表現する(迷惑、禁止、危険を敢えて肯定的に浮き彫りにする)
「見えぬ角
アクセルオンが
スリル増す」
(解説)
心理面も行動面も全くの逆を表現しています。このような状態はあってはならないという戒めを反面教師として表現しています。
正常な心理と行動は、前日の①と②で表現される内容となります。
ご参考まで
駄作ばかりですが、こんなものでもいいのかとご覧いただく材料はたくさんあります。お時間許せば、どうぞご参考にしていただければ幸いです。
おわりに
如何でしょうか?
ご自身でも、川柳を書き留めたくなってきましたよね。
運転者の視点だけではなく、助手席からの視点、歩行者の視点、自転車、二輪車、原付バイク、今流行り(問題)の電動キックボードなどの視点、何でもOKです。
何も難しく考えることはありません。最初は5、7、5文字にできるだけ忠実に言葉を格納できるよう、言葉の組み合わせに注力してみてください。
極論は、全体のリズム感が損なわれなければ、17文字を超えても全く問題はありません。
イレギュラーな川柳も面白みが生まれて、印象深い表現になったりもします。
もっと優しい、もっと強烈な川柳が浮かんだら、是非、コメント欄で教えてください。
交通安全、安全運転の啓発メッセージをみんなでシェアしましょう。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
この記事が、少しでも交通安全と安全運転の啓発に貢献できれば幸いです。
今日も、自他を問わず安全と命を守る意識と行動で参りましょう。
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