営業マンの心構え｜はじめに｜先輩はきっと同じことを教えてくれている

　年齢、経験、熟練度に関わらず、営業マンとしての役割を全うするために必要な心構えを綴っていこうと思います。

　先輩のお叱りやお小言が「っせいな～」「うざっ」と雑音に感じてしまって「辛い」、「もう嫌だ」と嘆いている営業初心者の方にとっては、この記事に目を通すことで「先輩だけじゃないんだ」「みんな同じなんだ」と、何かを発見することができると思います。

　先ずは、余裕のなかった心に潤滑油が満たされ、軽く、晴れ々とした気持ちになっていただければ、筆者としては嬉しい限りです。

　営業マン各々、担ぐ商材も異なれば、提案、売り先のお客さんも当然異なります。

　それでも、営業マンの心構えとして、誰が聞いても納得できる普遍の「あるべき姿」が存在すると信じています。

　これさえを納得し、意識して行動に移すことさえできれば、どんな商材でもも、客さんにでも提案でき、受け入れてもらえるのではないでしょうか？

　営業マンとして、商材（商品やサービス）の知識が必要なのは当然ですが、先ずはお客さんに気持ち良く受け入れていただけるための心構えを知り、これらを日々怠らずに実行することがとても大切なことだと感じます。

　ここでは、手っ取り早く売り上げる方法については全く触れていません。何故なら、本来、数字はお客さんの信頼によって後から自ずとついてくるものだと思うからです。

　いつかある日、お客さんから「良い商品だね！」と言われるのではなく「良い営業だね！」とお褒めいただけることがあれば、それが最高の成果ですし、心から喜べる瞬間になるのではないでしょうか？

　時として、小手先の数字集めに頼らざるを得ない時があるかも知れませんが、営業マンの心得えにさえ馴染んで身に着けてしまえば、緊急時やイレギュラー事象にもスムーズに対応することができるはずです。営業マンの心得えには、そういった力強さが含まれています。

・成せば成る！
・原則として、不可能という文字はない！
・諦めずに挑戦すべし！
・思い悩むより足を動かせ！（行動に移せ！）

　が信条です。

　社会人として就労を開始してから30有余年となりました。

　振り返れば、異常とも呼べる17社以上の転職歴を残してしまい、社会の一般常識からは逸脱した位置付けとなっています。

　事実、深く専門的な知識もなく、また積み上げた地位や役職もなく、欲しい収入を得ることができていませんが、どの職場でも仕事でも、培った営業マンの心得えは終始一貫できていたと自負しています。

　転職歴については、正負両面の自己評価を別機会に振り返ろうと考えています。

　ここでは、過去を悔い、そして現在の状況を嘆くのではなく、むしろ開き直って前向きに、人様にはない過去の異常な職歴と経験を活かし、精一杯に気付きや学び、教訓などをお伝えしたいと考えています。
　
　営業的要素を含む職種に概ね20年は所属しました。

　飛び込み営業はもちろん、個人向けや法人向け営業、さらには間接的に広告宣伝活動にも携わる機会もありましたので、市場開拓、顧客創造という観点からも営業職種を見つめることができると思います。

　前途多難は覚悟の上でこのnoteを発表の場としてお借りし、少しずつになりそうですが記事の形で発信してゆく予定です。

　この記事に寄り添っていただける営業マンの方々、並びにnoteの力で新しい自分を発見し、そして書くことで稼ぐ形を築き上げようと同じ志を持つ方々からの屈託ないご意見、ご感想などをいただければ有難い限りです。

　ブラッシュアップや推敲など、品質を高める時間を避けないままの見切り投稿もあるかと思いますが、お見苦しい点がありましたらどうぞご容赦いただければ幸いです。都度、少しづつ改善したいと考えています。

　まずは、手元で多くを悩むより、どんどん発信するという行動を優先したいと思う次第です。

今後発信予定の記事タイトル（案）

　未だ構想段階の列挙レベルで全体の構成の組み立てや整理ができていない状況ですが、頭に想い浮かぶ記事タイトルは次のようになります。

基礎知識編

1.営業のプロセス｜各段階とその段階に応じた手段、注意点を紹介
2.新規顧客と既存顧客への営業の違い
3.営業手段あれこれ｜飛び込み営業、訪問営業、電話営業、ダイレクトメール営業、電子メール営業、広告営業

マインド編

1.営業は際限のない職種｜コンクリートジャングルでのサバイバルです
2.とびっきりの演出でプレゼンテーション｜俳優として演じる
3.営業の醍醐味｜お客さんから認められた時、ありがとうの一言が一番嬉しい
4.営業は難しくはない｜女性を口説く時を思い出せ
5.玄関に入ったら空気を読め！｜会社を出発した時から仕事は始まっている
6.ゴリ押しはNG｜時には諦めることも必要
7.簡単に諦めない｜何度も通って熱意を示す
8.常に立場をわきまえる｜一挙一動に感謝の気持ちを込める
9.お客様は神様です｜お客様の鋭い洞察力、観察力に応える言葉と行動が大切
10.買い手市場と売り手市場｜分け隔てなく低姿勢が当然
11.お酒を飲んだ翌日は誰よりも早く出社する
12.信念は貫き通す｜はじめての訪問挨拶から期間満了のその日まで同じキャラであること
13.どんなに褒め称えられる場面であっても決して自慢はしない｜周囲の皆に助けられての成果だと感謝の意を表現すること
14.営業はお客さんから直接「ありがとう」と言ってもらえる良い役柄です
15.永遠に終わらないのが営業マンの仕事
16.上司からの一喝｜頭を使えないなら動いて稼げ！

テクニック編

1.行き着くところはポケットに入る手帳｜直ぐ出せて電源不要
2.営業マンの必需特性｜熱意、誠実、マメさ（継続してマメであることは営業マンの基本）
3.名刺は両手で差出し（〇〇です）、両手で受け取る（ありがとうございます）
4.一つを依頼されたら三つを答えるつもりで挑む
5.約束は厳守すること｜信頼を得る
6.自分のための活動ではなく、お客様のためにだと理解してもらう
7.お客さんの緊張を解き会話に集中してもらう｜意識を向けていただく
8.商談の軌跡を相手に残す｜口頭だけでなく、しっかりと紙の資料をその都度提示する
9.相手の反応（興味度合い）を察知する
10.時には大袈裟に演技することも重要｜飽きさせない
11.美辞麗句のセールストークは使わない｜カタログスペックを読み上げない
12.社内営業という役割を忘れがち｜本当は誰もが営業なんです
13.時は金なり｜営業マンらしく簡潔に要件を伝える訓練

武装編

1.売上が伸びる時はいつも自然体｜頑張り過ぎない時に成果が出やすい
2.重要な場面では間合いが重要｜準備万端のファイリングで相手を待たせない
3.事前にストーリーを想定する｜商談フローを2～3パターン隠し持つ
4.気遣い｜気配り｜心遣い｜人間としての優しさが武器になる
5.お客さんを満足させるプロになる｜但し独り相撲はしない
6.プライベートでの付き合い｜ゴルフ、飲み会は上司に主導権をバトンタッチする
7.言い訳はしない｜先ずは「申し訳ございません」と頭を下げること
8.情報武装は必ずしも正解ではない｜一夜漬けの努力なら直ちに止めて睡眠時間確保を選択すべし

書籍紹介

1.儲かるとは｜信じる者(人)をつくること
2.顧客は誰なのか？何処にいるのか？｜行き詰まったら見直してみる
3.自分なりの仕事の管理術を見つけよう（PDCA、最小単位の作業（タスク）、パート手法）

付録

1.営業マンの経験｜30有余年の転職歴を振り返る
2.総額3億円の商談に辿り着いた経緯

以上