
速記教室【初級:Lev.1-1】五十音:あ行
道具を準備
皆さん、お手元に道具は準備できましたか?
まずは、無地の紙と何がしかのペンがあれば大丈夫です。左上をクリップでとめていただければなおよし。

とりあえず細かいことは気にしないでください。重要なのは、まず書き始めてみることです。
五十音を書いてみよう!
さあ、速記のベースは、五十音から!
あなたが小学校で初めて文字を習ったときも、恐らく平仮名の五十音から順番に始めていったのではありませんか?

その前に、自分の名前だけは漢字やローマ字で書けたという方もいらっしゃるでしょうか。
ともあれ、何はさておき基本中の基本だけは、身体にしみこませてまいりましょう。
少なくともここさえ抜ければ、どんな文章でも書けるようになりますよ!
あ行
まずは、あ行です。
大きさの感覚がよくわからない方もいるかもしれませんが、長さはすべて5mm程度です。矢印の方向へ書きます。

「あ」は、ニコっと笑った口のような形。
「い」は、ムッと怒った口のような形。
「う」は、真っすぐ縦の線。
「え」は、左上から右下へ、真っすぐの線。
「お」は、右上から左下へ、真っすぐの線。
そして、「あい」は「あ」のお尻に小さな丸をつけます。
「あい」は頻出するので、最初からこの省略で覚えましょう。
皆さん、一度書いてみてください。
文字をつなげてみよう
次に、この5文字のうちの2文字をつなげてみましょう。
<例 題>
「あう」、「あえ」、「あお」
「いあ」、「いあい」、「いう」、「いえ」、「いお」
「うい」、「うえ」、「うお」
「えお」、「えう」、「おえ」、「おう」、「おあい」
「あいあ」、「あいあい」、「あいう」、「あいえ」、「あいお」、「いあい」、「おあい」
書けましたか?
お手本はこんな感じ↓です。

★ポイント1
「う」から「え」、「お」から「う」など、角度が135度になる場合、ちょっと書き方にコツがあります。
速く書くと字の継ぎ目がわかりづらくなってしまうので、継ぎ目を目立たせるために、先に書く字をちょっとだけ湾曲させておくんですね。

こうしておくと、後で読むときわかりやすいです。
では、調子に乗って3文字、5文字とつなげてみましょう。
<例 題>
「あいおい」、「おいえ」、「おいあい」
「あいうえお」、「おいうえあ」
(お手本は少し下にあります)
★ポイント2
「あい」の字末の小さな丸は、正円ではなく、基本楕円です。
そして、次の字の方向に合わせて変形していきます。

追々このほうが断然書きやすくなってくるはずです。
さてさて、皆さん、上手に書けましたか?
急がなくていいので、ゆっくり楽しく学んでまいりましょう。
レッツエンジョイ速記文字!!
