24-17 休日とミニマリズム
みなさん、こんにちは。「部屋から始まるミニマリスト」のJOWNです。
先日、彼女と錦糸町にある「黄金湯」という銭湯に行きました。
ドラマ「サ道」内でも登場し、令和の銭湯といった感じで、ミニマリスト好みのシンプルで機能的なデザインが心をくすぐりました。
もちろん目当てはサウナ。あつあつのサウナとひんやり水風呂でとても気持ちのいいサ活ができたと思います。
満足な休日を過ごすことができたのですが、充実した休日は次の日の仕事を乗りこえるための動力源となります。
しかし、休み方を間違えると疲れを残したままになってしまい、本末転倒になることもしばしばあります。
そこで今回は、ミニマリズム生活を送るようになってか「休日の過ごし方」も見直すようになった僕の考察を交えて、ミニマリスト的に考えた休日の在り方をお話しできればと思います。
休日とは文字通り「休む日」。
休日と聞いて思い浮かべるのは、どんな休み方でしょうか。
旅行に行ったり美味しい料理をたくさん食べることだったりとにかく寝ることだったりなど思いつくと思いますが、人によってそれは異なります。
しかし過度に飲食をすることや睡眠をとることは身体機能の負担を高めることにつながることが科学的にも判明されています。
特に長時間の睡眠は頭痛や疲労・筋肉痛を引き起こすので驚きです。
では旅行はどうでしょうか。これも意外なことに充実した休日の過ごし方としてはいささか疑問が残ります。
「旅行疲れ」という言葉があるように、旅行は旅先では楽しく過ごせますが帰路に着く頃にはひどく疲れています。
休日は文字通り「休む日」です。
正しく体を休ませて次の日の仕事やタスクをこなすための活力を養うことに重点を置いて過ごすのが、ベストでしょう。
激しい活動やイベントに参加して、一日中体を酷使するような過ごし方は休日とは言えません。
特別と思いがちな「非日常」の罠。
そのヒントになるのが「非日常」です。つまり日常生活ではやらないようなことです。
我々は、休日は普段しないことをしてリフレッシュする時間として過ごすと思いがちですが、これは休日を休養の一日として使うという観点からややずれています。
もちろんそうした非日常を過ごすことも、自分の知見や感性をアップグレードする素晴らしい休日の使い方だと思いますが、慣れないことそしてしまうばかりにかえって疲労が溜まってしまうんですね。
例えば旅行ですが、旅行は非日常の良い例です。
旅先の宿泊場所や交通手段の確保、体験の優先順位、地元では味わえない生活感、見慣れないもの…。
あらゆる非日常の刺激が忙しなくやってきて、慣れない刺激に肉体的・精神的に大変疲弊します。
すると旅の終盤ではこっくり眠ってしまうこともあり、ひどい時には翌日起き上がることが難しいこともあります。
日常と非日常の「ギャップ」を小さくする。
この慣れていることと慣れていないこと、つまり日常と非日常の「ギャップの幅」が大きいことが休養のための休日につながりにくい要素になっているんですね。
逆を言えば、充実した休日は日常生活と大差ないような過ごし方でちょうど良いとも言い換えることができます。
まさに、ミニマリズムの発想ですね。
しかしそれでは、せっかくの休日があまりにも味気がないと感じる方もいるのではないかと思います。
だから、日常生活からほんの少しだけ変化を与えるような出来事を組み込むことが休日を充実させることにつながるわけです。
例えば、僕はほとんどの休日はサウナに赴くことが多いです。
休日は2〜4日の勤務後に訪れるので、頻度的には日常生活の中の出来事ではないですが、習慣化されたものと言えますから普段の生活と大きな差があるようなものではありません。
あとの過ごし方は普段の生活とほとんど変わりません。普段より30分ほど遅く起きて、お風呂掃除やトイレ掃除をたまにサボるくらいです。
それでも平日はいつも通りに生活できているので、休日にやや手を抜いてもきっちり習慣化できているのでさほど問題がないのです。
大型ギャップのある日は「+1日」の回復日。
ここまでの話で重要なのは「ギャップをゼロにすること」ではなく「ギャップを最小にすること」だというのはなんとなく分かっていただけたかと思います。
とはいえ、いろんな大型イベントを思いっきり楽しみたいこともあるでしょう。そんな時はイベントを楽しむ日数+1日で休みを取るのが理想でしょう。
こうしておけば加算した1日を「ギャップを最小にした休日」として過ごすことで、非日常から日常へ戻るためのワンクッションとして機能するようになるからです。
非日常で味わった感情やその疲労は、日常で感じるもののように普段から慣れているものではないので、その質はまるで違います。
日常→非日常→日常と急な切り替えを行うと、急激な変化に対応できず不調になったり気分がふわふわするような注意散漫を招くことになります。
人間は変化を嫌い定常を好む生き物ですから、別に不思議なことではありませんがなるべくこういった事態は避けておきたいところです。
ここで+1日でとった休日を「ギャップを最小にする休日」にすることで、非日常から日常へ体を順応させ、疲労を残さないように十分休息を取るように仕向けます。
他にもフェスでの思い出や感動したワンシーンを振り返ることに当てるものいいかもしれません。
そのための時間は十分にとってあるのですから、次の日以降のモチベーションを正しく保つために有効活用しましょう。
さいごに : 特別な贅沢より「ちょっと羽を伸ばす」気持ち。
このようにして日常生活とのギャップを少なくして休日を送ることで、肉体的・精神的な負担を最小限にして翌日に疲れを溜め込まないようにしています。
非日常な体験はとても素晴らしいことです。
旅行やフェスの参加など、これらの体験は人生を充実させ新しい知見や感情が得られるとても素晴らしいものになるでしょう。
しかし、仕事と仕事の合間に入るような休日はしっかり体を休めるべきであり、そのためには「日常とギャップが大きい活動」は不適です。
次の日の活動に繋げるために、「次の日に疲労を残さない休日」に注力する方がよっぽど効果的かもしれません。
今回の記事はここまで。また次回お会いいたしましょう。
それでは、また。
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