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昭和29年に「世も末じゃ」(記事91)

昨日は少し重い記事を書いたので、今日は軽い内容です。

私は古い雑誌や写真を見るのが好きなので、日本に帰ると必ず古本屋に行きます。それも、BOOKOFFのようなおしゃれな店ではなく、古くから地方に居座っているような小さな古本屋が理想です。

昨年、300円で昭和29年の雑誌を買いました。
『読切読本』です。

面白いと思ったのが、冒頭に掲載されたマンガの犬のセリフです。

マンガの内容は、4月号なので花見のシーンを描いています。

女性たちが開放的になり、古い道徳や倫理が失われていく様子を見て、犬が「世も末じゃ」と嘆いています。
正直、マンガ自体は大したことないです。でも、昭和29年といえば、太平洋戦争が終わってまだ10年も経っていません。
あの戦争を経験した人たちが、自由を謳歌しながら「世も末じゃ」と言っているところに、当時の人たちの前向きなたくましさのようなものを感じました。

雑誌が大人向けでちょっと「破廉恥」な内容のため、公序良俗に反するかもしれません。noteの運営に迷惑をかけたくないので、ここでマンガの全ページを公開するのは避けます。
勧誘のようになってしまいすみません。よかったらこちらをご覧ください。

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サノマ(中国生活をつづったり、写真・画像を整理するノート)
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