人はなりたい様にしかなれない
自分がとても勝手な人間なのはわかっている。
その上誰かを絶好調に幸せにできている訳でもない。
家族は今の所守れている、と思う。
守れていると思うだけであり、本当のところは分からない。
何故なら自分勝手な選択を繰り返し、家族(妻)を不安にもさせているからだ。
2年前に仕事を早期に辞めて個人で事業を始め、大学院にも通い始めた。
が、仕事の研鑽と勉学と介護の両立が難しかった上、院通いを提案してくれた人の思惑を知り、家族にリスクが及ぶ可能性を感じてしまい、その人から離れるべく院も辞めた。
後少しで卒業できたが、後悔はない。
今の自分は、自分の判断の結果だ。
もちろん私自身は後悔していない。
院に通っていた時はとても自分自身の生活は充実していた。つまり、1人の学生としての生活は、学びがとても多く、たくさんの友人も出来、正直楽しかった。
若かりし頃に感じた、可能性が無限大に拓け、自分には前進しかない!と思う感覚に似たものを感じ、日々前進している感覚は自身を充実させた。
しかしそれは開業間もない個人事業の営業努力時間を割き、仕事における研鑽をも止めていた為、収入は想定ほど増えず、貯蓄の切り崩しが増えていく。
やめて良かったと思う。
今は少しの仕事をしつつ、親の介護に力を注げている。
子供との時間も増えた。かなりの時間を勉学に注ぎ、家族と向き合えてなかったことがわかる。
しかし、未来の確実性は低下した。幾つになっても収入が安定し、妻に不自由ない生活を確保するという目論見は崩れ、ここからの私の少しずつの積み重ねでやって行く他なくなった。
それでいい。
いや
それがいい。