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「数」の学習課題を用意する
子どもは、生活や遊びの中で自然に身につくことが多いでしょう。
数も、遊びながらやお菓子を食べながら獲得していきます。
しかし、自分で情報を取り込む力の弱い子どもたちには、意図的に学ぶ環境を整える必要があります。
「数」の学習
「数」も、丁寧に学びを積み重ねていく必要のある課題です。
言葉で数えられるだけでは、理解しているとは言えません。
数字も、量や順序を表す記号として理解する必要があります。
数の表記は、左から右が習慣となっています。
→ 1,2,3,4 … →
また、数だけではなく、生活の中では、左から右へと順番に視線を動かし、自然に情報をとらえようとしています。
文も、左から右ですね。
左から右の規則を理解することで、物の数を数える、順序の理解、集合数の理解につながります。
基礎的な学習で、1対1対応で、おはじきを一つずつお皿に入れる課題をやります。
そのとき、手当たり次第に入れるのではなく、左から順番に埋めていくように促します。
また、生活場面との関係で設定するとよいでしょう。
例えば、
「4人家族」
「クラスの友だちは6人です」
…などです。
毎日の朝の会で、友だちを順番に数えるとき、だれから数え始めても「6人」とわかることが大切です。
これを数概念の「基数性」と数を数える時の「順序無関係の原理」と言います。
指導者は、数の概念、計数の原理を理解しておく必要があります。
そして、
「1、2、3…」
「10、9、8、7…」
「5、10、」
「20、30、40…」
「100、200、500」
など、子どもの数概念の獲得の状況に応じて課題を設定しましょう。