★短歌の技法/【1】掛詞(かけことば)
★短歌の技法/【1】掛詞(かけことば)
修辞法(しゅうじほう)の1つ。
同じ発音の1つの言葉に
2つの意味をもたせる技法。
和歌の他、浄瑠璃や謡曲などに用いられる。
☆用例
百人一首で掛詞が使われているのは、
1.《松》と《待つ》
(16 在原行平、97 藤原定家)
2.《眺め》・《長雨》
(09 小野小町)
3.《夜》・《寄る》
(18 藤原敏行)
4.《身を尽くし》・《澪標》
(20 元良親王、
88 皇嘉門院別当)
5.《この度》・《この旅》
(24 菅家)
6.《枯れ》・《離れ(かれ)》
(28 源宗于朝臣)
7.《いぶき(言う)》・《伊吹》
(51 藤原実方)
8.《ありません》・《有馬山》
9.《否》・《猪名》
(58 大弐三位)
10.《生野の「いく」》・《行く》
11.《文(ふみ)》・《踏み》
(60 小式部内侍)
12.《仮寝》・《刈り根》
(88 皇嘉門院別当)
13.《降り》・《古》
(96 入道前太政大臣)
14.《忍ぶ草》・《偲ぶ》
(100 順徳院)
15.《往なば》・《因幡》・《稲葉》
(16 中納言行平)
16.《嵐》・《荒らし》
(22 文屋康秀)
17.《節(ふし)》・《ふし》
「ふし」
恋人に逢うわずかな時間
(19 伊勢)
18. 《割れ》・《分れ》
(77 崇徳院)
※掛詞かどうか、異論あり
19.《仮庵》・《刈り穂》
(01 天智天皇)
20.《宇治》・《憂し》
(08 喜撰法師)
21.《降る》・《経る》
(09 小野小町)
22.《かひなし》・《かいな》
(67 周防内侍)
23.《おとづれて》・《音》
(71 大納言経信)
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