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★百人一首解説:081-090

★百人一首解説:081-090

百人一首解説です。
081 後徳大寺左大臣から
090 殷富門院大輔まで

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逐次、古典文法も解説して
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人工音声でお聴き苦しいですが、
それぞれの和歌にメロディを付けてアレンジしたものをお届けします。(2033年、生ヴォーカルにてDVD発売予定)



──── 目 次 ────

081 後徳大寺左大臣:ほととぎす
082 道因法師:思ひわび
083 皇太后宮大夫俊成:世の中よ
084 藤原清輔朝臣:ながらへば
085 俊恵法師:夜もすがら
086 西行法師:なげけとて
087 寂蓮法師:村雨の
088 皇嘉門院別当:難波江の
089 式子内親王:玉の緒よ
090 殷富門院大輔:見せばやな

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081 後徳大寺左大臣:ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる



082 道因法師:思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり


083 皇太后宮大夫俊成:世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる


084 藤原清輔朝臣:ながらへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき


085 俊恵法師:夜もすがら もの思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり


086 西行法師:なげけとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな


087 寂蓮法師:村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ


088 皇嘉門院別当:難波江の 葦のかりねの ひとよゆえ みをつくしてや 恋わたるべき


089 式子内親王:玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする




090 殷富門院大輔:見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変らず


《10》に続く



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