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本棚の本を紹介する

この投稿は、『本棚の本を紹介する Advent Calender 2020』14日めの投稿です。参加させていただき、ありがとうございます。


参加した経緯とか

今年はAdventerに参加したいと思い、いろいろテーマを漁っていたところこちらにたどり着きました。実は物理本をだいぶ減らしてしまい、最近はKindleでの読書が中心です。しかし、減らした上で残っているということは思い入れのある本ばかりで、その中から一冊を紹介することはすごく特別なことだなと感じています。

本の紹介

自らハードルを上げましたが、自分の紹介したい本はこちらです。

ベストセラー小説の『氷点』です。文庫本版で読みました。『氷点(上)(下)』、『続・氷点(上)(下)』があります。

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あらすじ

辻口という医師には妻子がいます。妻には親密な関係の男性がおり、その密会中に幼い娘が殺害されてしまうところから始まります。悲しみに暮れる中ではありますがそれでも子供が欲しい妻。密会の事実を知る辻口は仕返しとして、娘を殺害した犯人の娘を妻に育てさせるのです。その事実を妻は知りません。衝撃的な展開からスタートしますが、この小説はその娘が大きくなるところまでしっかり描かれます。

罪をテーマにしている作品です。ドロドロとした展開だけではなく、しっかり一人ひとりの人間性が出ていて好きです。至らない紹介文ではありますが、気になった方はぜひ読んでいただきたいです。

なぜこの本を選んだか

単純に思い入れが強いです!w

この本に出会ったのは学生時代ですが、親戚の叔父に大量に本を貰った事があり、その中に『氷点(上)(下)』がありました。第3刷なので結構古く、色あせてしまっています。でも逆に味があってとても好きなんですよね。

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先程記述した通り『氷点』には『続・氷点』があります。ただ叔父に貰った中には『続・氷点』がなかったのです。当然続きが読みたい。めっちゃ読みたい。本屋に行って買おうと思いますが約600円の文庫本2冊がスッと買えなかったんですよね。どんだけ金欠なんやって感じですが本当です。なので次のバイト代が入ってやっと買って読んだという記憶があり、思いが結構詰まっているのです。(今思えば叔父に買って貰えばよかったのでは?自分ほんと偉い)

そんな思い出と共にこの本が家の本棚にいます。大好きな作品です!

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