アニメージュとジブリ展
高橋望さん(元アニメージュ、現スタジオジブリ)の記事(p.20-35)読みました。
面白かった。
アニメブーム(宇宙戦艦ヤマト、ガンダム等)の時代と共にアニメージュが生まれ、宮崎さん、高畑さん、富野さん、押井さんとの出会いを経て、スタジオジブリ設立までを書いてありました。
高橋さんは、アニメージュで鈴木さんと仕事をしいた。近くで見ていた人からの視点で描かれていて、面白かった。
最後の結びで、鈴木さんがスタジオジブリ設立に向けての動きと共に、高橋さんが、現状のアニメージュについて辛口なコメント、コラムを書いていた。自社へ問いを投げかけていた。つまり、編集長であった鈴木さんへ問い直していた。
その後鈴木さんは徳間書店(アニメージュ)を辞めてスタジオジブリ設立し、高橋さんはアニメージュではなく、徳間書店の車雑誌へ異動した。
しかし、高橋さんは鈴木さんにスタジオジブリに呼ばれた。
記事内で何回も出てくるが、鈴木さんのバランス感覚がすごい。自分と違う考えをもつ、さらにいうと、批判する人物を近くに置く。このことが、アニメージュ、各人物との絡み、アニメの歴史、ファンカルチャーを軸に語られていて面白かった。