『こころの秘密が脅かされるとき』を読む
2月に入って、今後はクリストファー・ボラスのインストールに取り掛かっている。ボラスはシミントンに並び、多産な分析家である。かつてライクロフトが、自身は体質的にユングを理解することが困難であると述べていた。僕も、ボラスを理解するのが体質的に難しいようだ。ボラスを読んでもなかなかピンとこない。ボラスの詩的な表現というか、自由なエッセイ調な文章が手強いのだ。自分が身を置いている環境が環境なので、どうしても同僚たちから何かとボラスの名前が上がってくることが多い。「ふむ、ボラスね」な