躁と鬱と喜怒哀楽
うつ病になると無感情になると書いてある本があるけれど、
そんなことはないと思う。少なくとも私的には。
家族といて、怒りの感情がわくことは何度もあったし、
自分の人生について涙したことだって数知れない。
母のおかしな行動に思わず吹き出したことだってあるし。
ただ、ただ何て言うんだろう、喜びとか楽しみとかの感情には、
気づきにくくなってるというか。気づいても押し殺してるというか。
例えば、仕事でものすごく大きなミスをしでかして、
辞表を書かなければいけないかもなんて局面にいたとする。
家に帰って、いつもと同じお笑い番組で、いつもと同じように笑えるか。
私だったらいつもと同じようには笑えない。確実に引きずっている。
不安が大きすぎて、他の感情が隅へ押しやられているか、
または、他の感情を不安の感情が包み込んでしまっていて、
表面に現れることができないでいるか。私の中では、そんなイメージだ。
(本当は、前頭葉がこのような役割をするはずだから、図はイメージです。)
楽しいとか、喜びとかの感情はしっかりあって、だから無感情なんじゃなくて、
でも、「私、笑ってる場合じゃないじゃない」と
感情に理性でフタをしてしまっている状態なのかもしれない。
自発的にフタをしているのか、無意識のうちにフタをしてしまっているのか。
ここから先は、「感情」で思い出すエピソードをお送りします。
たぶん長くなりますので、読み続けるかどうかは、みなさんのご判断で・・・
「感情」で思い出すエピソード
①母とお笑いライブ前の会話
6月に、楽しみにしていたお笑いライブがあった。
私の人生で初めてのお笑いライブだった。しかも、他県へ遠征。
その日の朝、玄関で私を送り出す母の言葉に、腹が立った。
母親は、私に、「いっぱい笑って来ない」と言った。
(いっぱい笑って来なさいね、の意味)
今日のライブを観て、たくさん笑うか笑わないか、それは私の自由であって、
誰かに強制されるものでも、助言を受けるものでも、予言されるものでもない。
それから、「いっぱい笑って来ない」には、もうひとつの意味がある。
それは、病気になってからの私は笑うことがなくなった、笑って過ごしてない、
ということだ。自覚があることをしっかり指摘されて、朝から暗くなる私。
笑うことを強制しないでほしい。
声を上げて笑っていないだけで、心の中はほかほかかもしれないし。
この一件でわかること、うつでも「怒」の感情は、あります。
②学生時代の県人会のエピソード
大学の時、県人会という飲み会があって、
同じ県出身の先輩や後輩が入り混じって飲む機会があった。
もともと初対面の人が苦手で(じゃあなんで行ったんだろう!?)、
その場になじめず、ポツンとなった時間があった。
そこで、「楽しんでる〜、飲んでる〜」と聞いてくる人、聞いてくる人種、
それが私は、苦手だ。昔は言わなかったけど、
私は、陰キャで、声をかけてくる人は、陽キャなのだろう。
その人がそうやって話しかけて来ている時点で、私は確かに楽しめてない。
明らかにわかるその状況を言葉にして、
自覚してる人を二重に傷つけないでほしい。
でも、もしかしたら私は、みんながワイワイしている場を見て
楽しめる人かもしれない。だったら、陽キャさんの感情の押し売りだ。
そういう人って、だれとでも話せます、陽キャでーす!!
ポツンとしてる人も救えまーす!!を気に入っている人だよね。
あれ?このパート、なんで書いてたかわからなくなりました。迷子です。
「感情」で思い出すエピソードだからいいのか?
躁とも鬱とも関係ないぞ?
①につられて、感情の押し売り、押し付けは、やめましょうという結論に・・・
③躁状態で鑑賞、「魔女の宅急便」
私の人生の中で数少ない・・・たった6ヶ月しかない躁状態の中で、
「魔女の宅急便」を観る機会がありました。
自宅で観た記憶があるので、
おそらく、金曜ロードショーの「夏はジブリ」企画だと思います。
ジブリ作品の中で、観ると必ず泣けるというシーンがあります。
ナウシカが金色の野で微笑んでいるシーンとか、
たたら場やもののけの森に緑が蘇ってくるシーンとか、
でも、今まで「魔女の宅急便」で泣いた記憶がないんです。
そんな私が、躁状態で「魔女の宅急便」を観たらどうなったか。
序盤も序盤、旅立ちのシーンで、大号泣です。
その時は、「歳をとって涙もろくなったなぁ」とか呑気に思ってましたが、
違うでしょう!!
この一件で、わかることは、「躁」のときは感情が高ぶる。
そして、高ぶり加減がすごい。この例では、涙もろくなったことがわかります。
まとめ
・うつでも、喜怒哀楽の感情は、ある。
・うつのとき、間違いなく「怒」の感情はあった。
・躁のとき、感情が高ぶり、涙もろくなった。
②の内容がさっぱり意味のない感じになってしまって、すみません。
でも、せっかく書いたので残しておきます。
「はぁ!?」とか思った人、怒りの感情を鎮めてからコメントしてください。