飽き飽きとして 詩

死人があるく わたしについてくる
もしくは 生きる 生きている死人
弔いもわすれて 歩いている
わたしは ただおそれと
苦しみと 観念をまじ合わせて 死人を見つめる
無意味な死人は 美しい死体
また あるいは わたしは 死人になりたいと
生きていて 認識がめんどうで
もう 疲れ 時間を潰すのに 面倒で
仏教的な知恵をふりしぼったところで
でてくるのはもはや化石化した形而上学で
なんでかなあ もう快楽も飽きてしまった

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