肌悩みの原因とお手入れ③毛穴について（日本化粧品検定2級）
今回は毛穴についてのお話をします🔍
化粧品検定の勉強をし出してから肌の悩みの原因や肌の扱いなど、理解したうえで丁寧に扱えるようになった気がします😊
毛穴についてもホルモンの影響、老化、肌質など毛穴の開き方にもいろいろな種類があります。状況をよく見て、正しく対処しましょう✨
毛穴の悩み
毛穴の目立ちは、おもに皮脂の過剰分泌とハリや弾力の低下だと考えられています。皮脂が多くなる原因は男性ホルモンです。遺伝、性別、年齢、ストレスなどが影響します。
そのほか、季節や食生活なども影響します。皮脂が過剰に分泌されると、角化異常がおこり、毛穴が目立つようになり、さらに皮脂が詰まって目立つ場合もあります。
ハリや弾力の低下により、毛包や毛穴周りの皮膚も毛穴に落ち込むことで、毛穴が開いて見えることもあります（たるみ（帯状）毛穴〈たるみにより毛穴が帯状になった状態〉）。
皮脂の過剰分泌によるものは、トラブルが表面にあらわれるため、早期のお手入れも可能ですが、ハリや弾力の低下により肌の深部で進行するタイプは早期発見が難しい毛穴といえます。日頃のスキンケアでのサインを見逃さないようにしましょう。
以下では、毛穴が目立つ原因とお手入れ方法をまとめたものです。
☆詰まり毛穴（角質肥厚により毛穴が詰まった状態）
Tゾーンの毛穴に多い（小鼻の溝や鼻の頭に特に多い）
《原因と状態》
皮脂や老化角質、汚れなどが混ざり合って、白い塊（角栓）になります。さらに空気や紫外線に触れやすい鼻の頭では白い塊が酸化されて黒い塊となる場合も。
《お手入れ方法》
吸収力のあるものや酵素での洗顔、クレイ系のパック、スクラブ剤を活用します。酸化して黒くなった毛穴には、抗酸化効果の高い化粧品でお手入れを。
☆たるみ毛穴（たるみにより毛穴が帯状になった状態）
頬の毛穴に多い
《原因と状態》
真皮の老化（コラーゲンの減少など）により、ハリの低下がおこり、毛穴を支えきれなくなります。毛包が落ち込むことで、毛穴周りの皮膚も毛穴に落ち込み、毛穴が開いて見えます。さらに、弾力・ハリが低下してしまうと、毛穴同士が帯状に連なってしまう場合も。
《お手入れ方法》
ハリや弾力を司る真皮層に働きかけることが重要です。コラーゲンを増やす働きがあるレチノール、抗酸化効果の高いビタミンC誘導体やコエンザイムQ10、真皮の再生効果のあるペプチドなどを配合した化粧品でお手入れを。
☆開き毛穴（皮脂過剰により毛穴が開いた状態）
顔全体
《原因と状態》
過剰な皮脂により、顔全体が皮脂に覆われます。また鼻周辺では角化異常によって不完全な角質が毛穴周りに蓄積するため、毛穴の開きが目立ちやすくなります。
《お手入れ方法》
日中はティッシュなどで余分な皮脂を取り除き、優しい洗顔で肌を清潔に保つ。また、皮脂が多いからといってスキンケアを怠らず、油分が少なめで保湿効果の高い化粧品でお手入れを。皮脂の抑制効果のあるビタミンC誘導体も効果的です🍋
参考資料
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