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シミのタイプ別・原因とお手入れ方法(日本化粧品検定2級)

シミの原因はたくさんありますが、大きな原因のひとつは紫外線です⛅

美白化粧品のほとんどは直接肌を白くする訳ではなく、肌が黒くなろうとする原因であるメラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)を阻害する成分が多いものなので、基本的には一年中使用することが大切です。

また、肌のターンオーバーを正常化するためにも、メラニンの排出を促すマッサージは効果的です🧏‍♀️

シミのタイプ別・お手入れ方法

老人性色素斑(日光性黒子)

《できる場合・見分け方》
頬の高いところにできやすい

《形・大きさ・色》
直径数ミリから数十ミリのさまざまな大きさの丸い色素斑。
うすい茶から次第に濃くなり、黒くはっきりしてくる。

《原因》
紫外線の影響や肌の老化によってメラニンが蓄積することでできる。
シミの中でもっとも多いタイプ。

《お手入れ方法》
紫外線を避け、UVケア商品で紫外線を防ぐ。
ごく初期のうすいものには美白化粧品でOK。ただし定着した濃いものは消えないのでレーザー治療などが必要。


雀卵斑(そばかす)

《できる場所・見分け方》
主に頬や鼻を中心に散らばるようにできる

《形・大きさ》
直径2~3mmの小さな点状に広がるシミで、丸くはなく三角形や四角の場合が多く、うすい茶色(褐色)のものがほとんど

《原因》
遺伝的な要因ででき、幼児期から思春期にかけて目立つ傾向にある。紫外線の影響で濃くなることもある。

《お手入れ方法》
紫外線を避け、UVケア商品で紫外線を防ぐことが重要。
遺伝的要因が強いせいか、美白化粧品の効果は出にくい。レーザー治療を取り入れるときれいに消えることもあるが、再発することも。


炎症後色素沈着

《できる場所と見分け方》
ニキビ跡や虫刺され、傷跡が残ったもの

《形・大きさ・色》
赤から黒いものまでさまざま

《原因》
ニキビ跡や虫刺され傷などによる肌の炎症が治ったときにできるシミ。毛抜きでムダ毛を抜いていると毛穴周りが黒く跡になることも。

《お手入れ方法》
美白化粧品が有効。
気にしすぎて刺激しすぎると刺激がメラニン色素を高めるので、洗顔時などにこすりすぎないのも大切。
※原則としてレーザー治療は禁忌


肝斑

《できる場所と見分け方》
頬骨あたりに左右対称にできるもの。前額、頬、上唇、下顎あたりにもできることがある。

《形・大きさ・色》
左右対称にできるのが特徴。
色は淡褐色暗褐色などさまざま。

《原因》
紫外線による影響女性ホルモンのバランスが崩れたときにできることが多い。妊娠中やピルを服用したとき、また更年期の人によく見られる。

《お手入れ方法》
紫外線を避け、UVケア商品で紫外線を防ぐ。
内服薬トラネキサム酸が効果が出やすい。美白化粧品でうすくなることもある。洗顔時のこすりすぎで発症、悪化する場合もあり、洗顔はソフトにする必要あり。


シミと呼ばれるものは淡褐色、または暗褐色の色素斑です。
医学的には老人性色素斑、雀卵斑(そばかす)、炎症後色素褐色、肝斑などに分けられます。

シミといえば何でも美白化粧品でお手入れすれば良いと思っているひとが多いですが、シミの中にも美白成分が効くものと効かないものがあります。

シミのタイプを見極めることが、より効果的なケアを行うためには大切ですね✨

参考資料


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