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適応障害になった話#3

職員室崩壊と思わしき職場に人間関係のぎくしゃくに確実に心を裂かれていた日々の中での救いは、担任として子どもと関わること。学校に教室という居場所があることがこの時の私の救い。


問題

クラスに問題が発生。学校ではこれまた珍しくない問題。
不登校まがいの行き渋り児童が出はじめる。
大人が休みたいと同じように子どもも休みたいと思うことはあるだろうし、別に悪いとは言わない。そっとしておいてあげたい気持ちもある。
行きたくないは休んでいるうちに行ってもいいかな。になるかもしれない

だが、学校という場ではこれは大きな問題になる。
急に休みだした。と思えば行きたくない。という
そう報告を受けるとただごとではない。と動き出す。
何が原因なのか。解決するために何が必要か。聞き取りが実施される。
誰かにいじめられている。などの外的・精神的苦痛
理由を言わない、なんとなく。の心理的問題
後者で出られるとこちらも出るすべはなく、家庭訪問や電話連絡でのコミュニケーションから紐解いていく必要がある。

私のクラスの児童は、後者だったのである。
私は、向き合うことに力を注いだ。朝の出迎え、電話連絡、家庭訪問…、
でも、この問題は担任だけがもがいても溺れていく。なぜなら、自分のクラスで昨日まで来ていた子が、急に休みます。
と言ってこなくなったら、「何かあったっけ。見逃していた?つらい思いをさせてたかな?」関わっていいのかななどと、ただならぬ不安に教師は襲われながら対応するから。

こんな時こそ教師のよりどころは学年団にある。
状況がリアルタイムで分かり、支えあうことができる、だけど私にはそのよりどころはなかった。
#2にも書いたが、学年団の雰囲気はよくない方向にながれていっていた。
自分のクラス以外は興味がない、経験からの助言やサポートは微々、来なくなったのはしょうがない。弱いモノ扱い。


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