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「ヒヤリハット」の目的って間違えてませんか?

こんにちは 五月美です。

ところで、「ヒヤリハット」ってご存知ですか?

私は、会社に入るまでは聞いたこともありませんでしたが、職場でヒヤッとしたり、ハッとしたなどが起こったものの「大事には至らなかった」事象のことを指します。

たまに、こういったことが起こって「危なかったぁ~😓」なんてことありますもんね💦

でも、会社っていうのは時に矛盾したことが起きます。


ひと月に一回の安全に関する会議で、部署ごとにヒヤリハット件数を発表するのですが、何故か件数が多いほうが優位に立ちます。

少ない部署には見えない圧がかけられ次回に期待されてしまう😅

大事故に繋がりかねない事象なんて少ないほうがいいんじゃないの?

当然、上司は少なかった時は頭を抱え「みんな、職場以外のことでもいいから出して」と訴えます。

意外に考えても見つからないときが多いのも現実か・・🤔


夕方の空いた時間に無理くり絞り出してもらい「書けましたぁ~」と提出してもらった内容を見たら

風呂場で、すね毛剃ってたらT字カミソリで足切って血が出た・・😨


もぉ~ケガしてますやん😭

それって事故です!!

ご丁寧に絵まで書いてくれて・・しかも上手い😅


上司もそれを見て「これは、マズいなぁ~🤨」

その真剣な顔は何?😅


当然ですが、職場でヒヤリハットが起こった場合は対応、対策が必要で、ましてや事故となれば部署内では済まなくなります。

(毛を剃る場合は本人が十分気を付けて頂きたいですが・・)


ヒヤリハットを十分理解しないまま数だけを増やそうとすると飛んでもないことが起こってしまうんです。


ある社員が「ヒヤリハット箱を設置すれば?」と意見を出してくれました。

それは、パートさんたちから、いちいち書いて事務所に持っていくのが面倒くさいと言われたことが原因でした。


部長は「いいね!」と即決。

私も、見える場所に置いておけば、パッと入れやすいと思いました😊


何故か、部長が自ら「箱を設置したのでヒヤリハットに拘らず意見があれば何でも書いて入れてください」と言ってしまった。

え・・・マジで?

パートさんの一人が「何でもいいんですか?」

ほら、きたきた・・😩

「う・・ん、そうね」

「意見でもいいんですよね?」

「まぁ、個人の誹謗中傷はダメだけど、それ意外なら」

か、神様・・・😣

「・・・わかりました😑」


もう、イヤな予感しかありませんでした。


私は、その後パートさんたちに「あくまでもヒヤリハットがメインなんで、そこはよく考えて書いてよ」と念を押しました。

私が懸念をしたのは、何でもいいことと「ヒヤリハット」の意味を変なほうに捻じ曲げてしまわないかです。


なぜなら・・パートさんたちは愛想の悪い部長をかなり嫌っていましたから💦

私は上司に「本当に大丈夫ですか?」

「大丈夫やろ」

数を集めたい上司は何も気にしていない様子でした。


「五月美さん、箱が半透明なんで変えて下さい」

「何で?」

「見えるからです」

「見られたらマズイことでも書くの?」

「・・・別に」


ヒヤリハットは無記名でOKなので普通は、そんな警戒する必要もありませんが、ここにいるパートさんはぶっ飛びな人が多いから心配です😅


日に日に箱に紙が溜まっていきました。

効果ありありで有頂天な上司・・・でしたが。


ある日の午後

「五月美さん、ちょっと」と上司の手招き

「これ見て」と何枚かのヒヤリハットの紙を差し出してきました。

もう、イヤな予感しかなく見たくありません💦


そこには

・挨拶したのに部長に無視されてヒヤッとしました。

・部長が〇〇さん(社員)を怒っていてパワハラと思いました。

・会社の帰り部長が女性社員と歩いていてヒヤッとしました。

・部長の椅子に座ってる姿が偉そうでイヤな感じがしました。

・スタッフが仕事中に居眠りしていてヒヤッとしました。

・スタッフが仕事中に携帯を触っててヒヤッとしました。


「・・・・・・」

私はチラッと上司を見て「どうするんですか?」

「どうしょ~😭」

「出されたものは対応、対策するんですよね?」

「こんなん無理やん😭」

だから言わんこっちゃない・・


私はその書いた字をみて誰なのかすぐ判断ができました。

確かに部長は愛想が悪く不器用な一面があります💦

挨拶しても、ほんのすこぉ~しだけ頭を下げるし、偉そうに見えるように足を組んで椅子に浅く腰をかけもたれかかっています。

もちろんですが怒ります。

帰りに女性社員と帰ることもあります。

しかし、これは別の話で、あくまでもヒヤリハットの箱だと説明しましたがパートさんたちは「何でも書いていいって部長が言ったんですよ!!」と反撃😱


パートさんは部長と接触が少ない分、表面の印象が悪いと中身を知ろうとはしません。

時に上は「嫌われ役でいい」と言われますが・・さすがにこれは😅


箱の中身は8割が普段通りの内容でしたが2割がこういった内容で、多分ですが何人かで示し合わせたことだと感じました。

内容的にヒヤッとじゃなくて怒りでしょぉ~💦


居眠りや携帯に関しては注意で済みますが、部長のはキツイです🤔

この出されたヒヤリハットは全て管理部に提出しなければなりません。


さて、どうするか?

それは、上司にお任せして私は私ができることをしなければ。


まず、パートさんたちにヒヤリハットについて話をしました。

いわゆる「ハインリッヒの法則」です。

簡単に言えば類似した330件の事故に対して300件は無傷、29件は軽いケガ、1件は重大事故に繋がる。

ちょっとした角度の違いで「危なかったぁ~」「やっべぇ~」「終わった・・」ってあると思うんです。

作業でも慣れた頃が1番危ないんです💦

ここでは危ないものは使うことがなく重大事故に繋がる恐れは低いです。

しかし、階段や扉、ガラスなどは存在しますし、少しの油断で大怪我だってあり得ます。

人数がいてる分、人と人がぶつかる可能性だってあります。

もちろん、実際に起こったことではなく想定でも構いません。

もし、それがどう考えても無いなら無いでもいいです。

無いに越したことはありませんから😊


しかし、一部のパートさんは、ここを見ず、それが書きたいばかりに方向を間違えてしまってたんです。

一時の感情で書いてしまったり、言ってしまったり良くない方向で一致団結をしてしまう。

まさか、部長もこんなことになっているとは思いもよらなかったでしょう😅

ただ、やはり最初に箱の意見を出してくれた社員もまさかこんなことにと思ったはずです😅


もう一回、始めに戻ってやり直そう😄

一応、納得はしてくれましたが・・・


その後、上司は一人で抱えきれず管理部のお偉い様に相談したのですが「これは問題だ」とあっけなく、その重大事故の紙が部長の手に渡ってしまいました😱

無言で読んでいた部長は、冷静に紙を返してきたのですが

「もう一回見せて」

と今度はガン見していたそうです😅

まさか・・字体で誰かって読み取ってないですよねぇ~?😰


多分ですが、その時の空気は凍りついていたに違いありません🥶

相変わらずの無愛想な部長でしたが「僕はパートさんに嫌われてる」と面談も躊躇するほどになってしまっていました💦

そりゃあ、パートさんたちの団結は恐ろしいです。

部長!!パートさんを知るところから始めてくださいね😅

おしまい


本日のまとめ

「ヒヤリハット自体が重大事故になる前に入念な対応、対策を」です


どうしても、人は外見で判断してしまったりするのですが、特に関りが少ないと余計に初めの印象に流されてしまいます。

今やコンプラの時代でパートさんが慕っている社員が上から注意を受けてる姿を見てしまうと「パワハラ」となってしまうことも否めません💦

パートさんと部長がどこまでコミュニケーションが必要かと言われれば、一概には言えませんが誤解があれば解くというものパートさんと身近である私たちの仕事なのかもしれません😊

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