印鑑を作ったら、やさしい世界に生きてるって感じた話
どこに行っても、いつからお休みですか?って話になります。
ずっと気になっていたことの一つに、印鑑がずっと前から欠けてるってのがあって。新しいの欲しいなと思っていたんですね。年内は無理かなとは思ったのですが、印鑑を扱う文房具屋さんに行ったら、年内に作れるって事だったのでお願いしました。ふと思い出して注文したので、家からはちょっと遠い文房具屋さんで。
担当してくれた方は、60代くらいの女性の店員さんでした。印鑑ができているか確認の電話をしたら、できてますよって事でしたが、その方がいるのは17時までって。仕事が長引いて、17時には行けないので別の店員さんに引き継いで欲しいとお願いしました。わかりました、気をつけてきてくださいねって。あまり焦らないように向かいました。年末ですからね。
お店に着いたのが17時20分でした。中に入ると、担当してくれた店員さんがいたんです。会ったのは2回目で、お顔はあまり覚えてなかったのですが、雰囲気でなんとなく分かりました。
私
ごめんなさい。待っていてくださったんですか?
店員さん
そうなの。慌ててこないかずっと心配してたのよ。遠いのにありがとうございます。
帰りも気をつけてね。今からご飯作ったりするんでしょ?
私
そうなんです。得意じゃないんですけど。
店員さん
私もそうよ。やらなきゃいけないからやるだけよね。
私
お休みはいつからですか?
店員さん
1月1日だけお休み。
私
そうなんですね。大変ですね。
私は29日まで仕事なんです。
ありがとうございました。
店員さん
気をつけてね。ありがとうございました。
という会話で。
優しい世界に生きてるって決めてるんで、ちょっと遠いけど、この店員さんのいる文房具屋さんになったかもしれません。
店員さん、今日も得意じゃないけど、ご飯作っているんでしょうね。
ありがとうございました。