糸まりの作り方
ここで、糸まりの作り方を書いてみたいと思います。
土台になる糸玉が最初です。
中には人によっても様々なものを芯につかっています。
発泡スチロールが最近は多いのですが、高温の所や、太陽に当たりやすい所では発泡スチロールが縮む事があって、ブヨブヨになる事があるので、私は使いません。
シュレッダーで小さくした紙なども使った事があります。
江戸時代などは、そこら辺の雑草を乾燥させたものを使ったりもしていたそうです。
私は、小さいまりは、ティッシュや綿が多いのですが、大きなまりは、試行錯誤を経てカンナ屑を入れる事にしています。
最初は、隣の大工さんから貰っていた、ヒノキのカンナ屑を使っていたのですが、そのうち、もっと軽い桐のカンナ屑が良いと、家から30km離れた、桐の工房に貰いに行っていました。
カンナ屑を中心に、細い毛糸でまとめ、最後に木綿糸で、玉を作ります。
ては、本番です。
まりを地球に見立てます。
まず、北極と南極を見つけ、赤道にマークします。
私は、細い紙で等分割りをしながら
マークしていきます。
その後、地割りという模様の基礎割りをしていきます。
それができたら、刺していくのです。
刺す方法も色々ありますし、色合わせも色々あるので、無限大♾です。
基本的なまりを刺してみました。
私は手が早いので、これくらいは何時間で出来ますが、それでも、大きなまりは何週間も掛かります。
伝統工芸品なので、知ってもらいたいと思っています。