TOEICスコア500の私が外資系企業で働くに至るまで【2】
こんにちは、勢木部長です。
さて、本日は「TOEICスコア500の私が外資系企業で働くに至るまで」の【2】について書いていきます。
新卒で入社した会社での仕事が2年8か月程経過したあたりから転職を考え始めましたが、勿論どの企業への転職でも良かったわけではなく「ステップアップのための転職」がポイントでした。
ただ、2年8か月の仕事で身につけた能力や実績だけでは「ステップアップのための転職」は難しいと考えていました。
そこで「ステップアップのための転職」をするにあたり「何が必要か?」を考え、私なりに出した答えが「英語力を身につける」と言う事でした。
何故「英語力を身につける」であったのか?
理由は大きく2つありました。
1. 履歴書に書け、評価される可能性が高いスキルと考えたから
2. 外資系企業もしくは日系企業の海外営業職へのチャンスが開かれるから
まず1についてです。
英語力(ここでは英検・TOEIC、TOEFL等のスコア)は、履歴書の特技・スキル等の欄に記載できるもので、アピールがしやすいと考えました。
勿論、採用側の企業にそのニーズがなければアピールにはならないのですが、近年では日系企業であっても昇進に際しTOEIC等のスコアを求める企業が増えていますし、あって損はないですし評価の対象になり得ると言ってよいでしょう。
当時かなり忙しい仕事をしていましたので、隙間時間を使ってやっていく必要があり、英語の勉強はそれに適しているのかなと思いました。
続いて2についてです。
求人サイトを見ていると、外資系企業や日系企業の海外営業職のポジションの給与が比較的高い事に気付きました。
営業ができる人、英語ができる人、それぞれ数多くの人がいると思います。
しかし、これがひとたび「営業もできて英語もできる人」となると数は絞られ、そのような人材の市場価値も高まるのだと思います。
前段で「ステップアップのための転職」と書きましたが「何をもってステップアップ」かと言いますと、嘘偽りなく私の中では給与アップが第一でした(食品業界は比較的給与水準が低いと感じています)。
次いで、営業マンとして成長できる環境を求めていました。
特に外資系企業は「実力主義」と言うイメージが個人的には強く、営業マンとして成長できる環境に飛び込む事ができると考えました。
そこで「日系企業の国内営業職も視野に入れつつ、基本的には外資系企業や日系企業の海外営業職を目指そう!」と思いました。
しかし、それらの応募の条件として基本的にTOEICスコアが敷かれており、TOEICスコア500の私は英語力を身につける必要がありました。
大体の外資系企業・日系企業の海外営業職の応募条件が、TOEICスコア650~800位でした。
時は2011年2月、ここから6月のTOEICでスコア650以上の獲得を目指すため、激務をこなしながらの猛勉強を開始しました。
しかし、ご存知の通り2011年3月11日に東日本大震災が発生。
あらゆる場面で混乱が生じ、当時勤めていた会社も通常通りの動きができず。
私自身、実際に1か月に渡り宮城工場へヘルプに行ったり、東京に戻ってきてからも仕事は更に忙しくなり、英語の勉強どころではない状況となりました。
半ば「6月のTOEICでスコア650以上」と言う目標を諦めかけていたのですが、東日本大震災で被災した方々、被災者を支えようとしている方々の懸命に頑張っている姿を見て「結果はどうであれ頑張ろう」と思えました。
かなり限られた時間ではありましたが、隙間時間を使って英単語を覚えたり、TOEIC公式問題集の問題を解いたり、問題集付属のCDを営業車や自分の部屋の中で聞きまくりました。
そして当初の予定通り6月のTOEICを受け、目標達成のスコア680を獲得する事ができました。
まだ転職先が決まったわけでも何でもなかったのですが、この時は本当に嬉しかったですね。
「これで外資系企業への挑戦権を得た!」と勝手に思った私は外資系企業への転職チャレンジをしていくのですが、本当の闘いはむしろこれからであったのです。。。
続きは【3】で書いていきます。