私の52個のエートル トゥルマンテ　◆12個目◆

◇罪な甘いお菓子◇
自分では好みではないお菓子を配られたとき、なんと言って断ったらいいのかわからず、とりあえず笑顔で受け取ります。
好きではないのとこれ食べたら太るということで、仕事用道具が入ったバッグに入れて、どんどん溜まっていきます。
残業やとっても忙しくあくせく働いているとお腹も空き、あまり食べたくないのに手を伸ばしてしまい、食べることに。。。
太るとわかっているので、本当は好きなものだけ食べたいのですが。。。
ついつい、食べてしまうのです。

仲の良い後輩が2人います。
後輩の二人はそもそも甘いものが好きではないと、お昼の雑談でさりげなく話しています。
だから私はその二人には甘いお菓子は渡さないようにしています。
観察していると、二人は甘いお菓子が配られる際「結構です」とはっきり断っているのです。
「自分もああやって断ればいいんだ」と思い、次回は「ありがとうございます。でも私、甘いものが苦手で…」と言ってみようと思うのですが、性格的にやはり断りにくく、ついもらってしまうのです。
そして言い訳がましいことをいうのに緊張して、考えた断るセリフをいえず、そしてまた、そのお菓子が会社用のポーチに溜まっていき、残業中に小腹が空くと食べてしまうという悪循環が続いていました。
「結構です」と端的に一言、スマートに言うのが最良なんです。
言葉も短く、ズバッというのがポイント。
でも、なかなか言えず。。。

ある日、あの、上品でスマートなラフィさんの話題が出ました。ラフィさんは幼少期からおやつは、デパートで売られてるような、割と高級なお菓子が出ていたらしく「ヨックモック以上のものしか食べない」という噂があるとか。
後輩によれば、ラフィさんはヨックモック未満のお菓子は笑顔で受け取るものの、食べれないもの口に合わないものはこっそり捨てているのだそうです。あくまでも噂ですが。
私も昔、お土産のお菓子を配ったことがありました。
ラフィさんの口に合わなければ、捨てられていたかもしれません。
でもラフィさんが悪いのではない、食べれないんだから仕方ない、配ることが罪ということとなり、
「ロミさんにはヨックモック以上のお菓子しか配って
はいけない」という結論に至り、皆で納得しました。

この話を家族にすると、「そういう人もいるんだね。確かに好きじゃないお菓子をもらっても迷惑かもね」と言われました。そうそう、ありがた迷惑。
「最初から「これ、食べられますか？」と確認するのもありかもね」アドバイスされました。
良かれと思って配っても迷惑なら罪かなと思うようになり、確認してから配るようになりました。
以来、私はお土産をあまり買わなくなりました。
でももらうので、たまに買うようにしました．
有名どころの美味しいお菓子を少量。もらった人にこれ食べれますかと確認してから渡すようになりました。

お土産なので善意の物のはずが迷惑になっているならお金も勿体無いし、これでお菓子配る問題はスッキリ解決！となりました。
ですが、もらう問題はまだ未解決です。