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映画『カラオケ行こ!』を観た

ネタバレあり








Twitterでみた
「これはポップに描かれた、ヤクザによる未成年へのグルーミング」
というのに納得した。気がつけば聡実くんはしっかりと狂児さんに懐いていたし、その流れでヤクザの人の中で知っている人もできてしまっていたし。

狂児さんは初めからパーソナルスペースが狭くて距離の詰め方がおかしかったけど、それが序盤はヤクザの怖さ、中盤はヤクザの中でも安心できる存在、最後の方は聡実くんの仲の良い人という風に捉えられて良かった。狂児さんの、いい人そうだけど危ない感が漂う雰囲気がとても分かりやすくて、綾野剛すげぇってなった。

一方で聡実くんも初めてのカラオケのシーンで初めはビビりながらも狂児さんが歌い始めたら炒飯頼む所とか、他のヤクザが怖くて狂児さんの腕を組んでしまう所とか、合唱祭サボってカラオケ大会に突撃しちゃう所とか、大胆で隙のある行動力と危ない人でも懐いちゃう感じが悪い意味で若いし、悪い大人に捕まっちゃダメだなと思った。もう捕まってるけど。

それからコレは原作的にはブロマンスと聞いたけれど、その意見は納得した。最後に狂児の腕に彫られていた「聡実」という文字は、カラオケ大会で最下位だったから彫られたという事で、そんでもって「どうせなら好きな文字を彫られたほうがいい」という聡実くんのアドバイス通りなら、つまりそういう事だよね。原作ちょっと読みたくなってきたな。

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