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映画『きみの膵臓をたべたい』を観た

ネタバレあり












『きみの膵臓をたべたい』は病気をテーマにしている様で実は人間の命は病気に関係なく急に終わってしまうという事を感じる最期だった。

彼女が死んでしまった随分先の未来を映す事によって世界の進みを感じるのは少し寂しいと思いつつ、主人公は結局映画の最後まで彼女によって社交的な方向に変えられているという点、自分だけでは大きな一歩を踏み出せてない感じが少しだけ残念。

タイトルに関して
「該当する臓器の肉を食べる事によって病が良くなる」
という話と
「死んだ人の体の一部を食べればその人の中で生きていられる」
という話の両方が映画内で出てきた事によって、主人公と女の子の両方においてタイトル回収ができていたのがすごく上手で面白かった。
女の子に「私にとって生きるとは、人と関わって感情を動かす事」と言わせていたのもうまい。

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