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帰国まであと92→86日の1週間―ローカル市場観察を始めました
今週は、現地調査の準備を進める傍ら、毎日市場に通って、どんな農水産物を置いているのかを見学しに行きました。せっかくベトナムにいるのに、家と大学の往復だけなんて、あまりにもったいない。なるべく歩いて、街の観察をしようと思い、どこでどんな人が、何を売ってるのか、どんなお客さんが買っているのかを見て回っていたら、毎日6kmくらい歩いてました。笑
市場観察―お魚編
メコン川最下流に位置するメコンデルタには、とっても色々な水辺の生き物たちが生息しています。食用に市場に並ぶものは、川から上がっているものも、養殖ものも混在しています。「天然もの」と言った方が価値があるとされ、値段も高いので、売ってるおばちゃんに聞いてもだいたい「天然よ」と言われます。産地―ローカルな仲買人(―多くの場合、より広域から農水産物を買い集める仲買人②)―市場という流通経路なので、色々な産地のものが混ざっています。小売りを担うおばちゃんは省、県レベルの大まかな産地くらいまでなら把握されています。
ローカル市場の食料品は大まかに次のようなカテゴリーがあります。熱帯の葉物野菜(香草中心)、根菜、果実、花き類、精肉、魚、エビなどの水産物、お惣菜(甘いのも、おかず系も)。市場が開くのは朝の3,4時台です。3時ごろに仲買人が小売りのおばちゃんに商品を届けます。一番客が多く商品も多いのは朝5~7時前。
特に、魚は傷むのが早いので、7:30を過ぎれば、空気呼吸できる魚か、氷漬けの海水魚、内臓などを取り出しておろした淡水魚くらいしかありません。
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今週の反省
この週は、調査許可申請のための諸々の手続きや調整、調査に同行してくれる現地の学生さんに研究目的や調査地、調査内容の説明、留学経験のプレゼン(初のベトナム語発表!)で、あっという間に過ぎました。
来週は日本から指導教員が来てくださり、一緒に行政の訪問や予備調査をします。ベトナムでは肩書のある人の紹介がとても大事です。行政への訪問には、現地の大学の准教授以上の先生と、私の日本での所属先の大学の指導教員が、省からの許可証を持って公式に訪問することで、はじめてその後の滞在や調査ができるようになります。
ここ1,2年は許可証の発行がかなり厳しくなってきているようで、ベトナム研究をされている先生曰く、ベトナムが市場経済化してまもない1990年代前半くらいの厳しさになってしまっているということでした。。調査しづらい時期に滞在している分、行動は慎重に、でもできるだけのことはして、明日からも充実した滞在にできるように頑張るぞ🤸♂️