実は知らない経済の基礎2 市場経済編
私達が普段から身を置く経済体系をなんというかご存知でしょうか?
経済体系は大きく分けて3つです。
1つは伝統経済。
これはその地方の伝統に則り獲物などを分配する経済で、族長、狩猟者、その他の順位で多く分配する様な経済です。
2つ目は司令経済。
これは政府が生産物を指示して1度政府が回収してから均等に再分配する経済で、共産主義ではこのシステムを採用します。
最後は市場経済。
これは何を作りいくらで売るか、ほぼ全てを市場(資本家と消費者)に委ねる経済で、資本主義の国ではこのシステムを採用しています。
今回はそんな市場経済のお話です。
希少性
物の価格が何で決まるかご存知でしょうか??
必要不可欠だから? 綺麗だから? 有益だから?
どれも違います!
正解は『希少性』です。
太陽も空気も必要不可欠であり、美しく有益ですが無料ですよね?
これはそれらが『十分に行き届いているから』なんです!
外に出ても太陽が当たらない人は居ませんし、呼吸は誰でも自由にできます。
どんなに大切な物でも希少性が無ければ価格は付かないのです。
逆に言えば、現在価格の付いている物は『全人類には行き渡らない物』なのです。
誰かがエアコンを買えないからあなたの家に設置でき、あなたが買えないから誰かが都心のタワーマンションに住めるのです。
限界効用
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