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2025/02/16最後に残るのはおそろいの言葉 〜姉妹それぞれの特別な土曜日〜
2025/02/16
窓から差し込む柔らかな光が、週末の朝を優しく包み込んでいた。姉妹それぞれが、違う場所で過ごすちょっと特別な日曜日。
長女は保育園からずっと仲良しの男の子とバレンタインデート。待ちに待った約束の日。
小学校は別々になったけれど、4ヶ月に一度ペースで予定を合わせて遊んでいる。いつもは公園やファミレスで短い時間を過ごす。
今回はお昼を挟んでこども館やショッピングモール内のゲームセンターを回ってみようと話していた。おかげで朝からはしゃぐ声が弾んでいく。軽やかな足取りには、お友だちと過ごす時間への期待が溢れている。
昼どきのマクドナルドで頬張るチーズバーガーの味は、きっといつもより何倍も美味しかったに違いない。
そして、この日一番の思い出は、初めて挑戦したメダルゲーム。
「コレ!やってみたい!」
目を輝かせながら、メダルゲームの台に向かった。
初めて触れるメダル。きらきらと輝くメダルが滑り落ちる様子に、目を輝かせる二人の横顔。
子どもたちにとっては新しい世界との出会いだ。メダルが落ちる音に、小さな歓声が重なる。大好きなお友達との時間は、どんな場所も特別な空間に変えてしまう不思議な力を持っている。
帰り道に手にしたメロンソーダの爽やかな色は、きっと特別な一日の締めくくりにぴったりだったに違いない。
次女の特別な日
一方、次女はパパとの特別なお買い物デート。新しい靴や服を選ぶ、その一つ一つの選択に、少しずつ自分らしさが出てきている。いつもなら「お姉ちゃんと同じのがいい!」で終わる買い物が、自分で好きなものを選ぶ練習になったのではないかと思う。
そして、マクドナルドでの昼食は、姉妹それぞれが違う場所で同じ味を楽しむ不思議な偶然。
午後はドラえもんの映画とマリオパーティーを楽しんだようだ。パパとの時間は、いつだってママと違った特別な輝きを持っている。「とてもとても楽しくなりました!」と、満面の笑みで教えてくれた。
姉妹それぞれの「楽しい」が、その日の夕暮れに寄り添うように並んだ。違う場所で、違う相手と過ごした休日。
でも、二人の声に共通していたのは「とても楽しかった」という素直な喜びだった。
子どもたちは、一つひとつの経験をまっすぐに受け止める。
楽しいことは、全身で楽しむ。
うれしいことは、惜しみなく伝える。
大人になると、何かを「初めて」体験する機会は減っていくけれど、子どもと過ごしていると、その瞬間がいくつも訪れる。
子どもたちの「はじめて」に立ち会えることは、私たち大人の特権なのかもしれない。
次の約束の日は3月15日。
カレンダーに印をつけながら、長女は早くもその日を心待ちにしている。
日々重ねられていく思い出の一つ一つに、私たち親も一緒にワクワクして、一緒に驚いて、一緒に成長しているのかもしれない。
「今日も、最高に楽しかった!」
子どもたちの言葉が、何よりの宝物だ。
“楽しかった!“と素直に言える時間を、私たち大人はどれくらい持っているだろう?
子どもたちに教えられながら、私ももっと日々を楽しもう!そんなふうに心から言える日を増やしていきたいですね。
特別じゃない休日も綴っています↓
最後まで読んでくださってありがとうございます!
小さな気づきを大切にしながら、これからも綴っていきます。では、また!
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