私ならどこを撫でるだろうか?
40代になり、前は小説ばかり読んでいた読書が様々な本を読むようになりました。
マインドフルネスなどの自己啓発、読書術、ビジネスの本、実際にあった事件をテーマにしたノンフィクションの本…。
興味が向くまま、色々読んでいます。
だけどやはり小説が一番読んで落ち着くなあと思います。
今回、こちらの本について書かせていただきます♪
青山美智子先生の本、何冊か読ませていただいたことあるのですが優しい文章が好きです。
そして、青山美智子先生の本ではそれぞれの話の登場人物たちが小さく繋がりがあるところも好きなんですよね。
単純に「あれ、この人、前の話にでてた人だっ」と発見して小さく嬉しい気持ち。
そして人との繋がり…。それは定期的に交わる繋がりや、そこだけの繋がりだったりします。
だけどそこで出会ってなければ気付けなかったこと、考えなかったってことあるんだなあ
そういうことを感じるのですよね。青山美智子先生の本…。人と関わりたくなるし、自分と向き合おうと思えるお話…。
今回もひとつのマンションの住民たちの、様々な自分と向き合う素敵なお話が詰まってました。
アドヴァンス・ヒル。そのマンションに住む人々はそれぞれある悩みを抱えています。
そして人々は近所の公園であるカバに出会います。
ペンキの塗装がところどころ剥がれているけれど、でもどこか愛くるしい表情のカバの乗り物。
そのカバにはある都市伝説が囁かれていました。
『自分が治したい部分と同じところを触ると回復する…』
半信半疑で、けれどいまの悩みを切実に解消したいと願うマンションの住民たちはその都市伝説通りに治したい部分をある人はゆっくりと撫でるように、ある人は強い願いとともにこするように触れていく…。
そんな、修復のお話です。
様々な事情で治したいと願いを込めてカバに触れる人々。
そんな人達のすべての話を読み終え、私はこんなカバが近所にいたら素敵だなと思ったのと
実際に近くにカバがいたら、私はどこを撫でるかな?と考えました。
私は以前のように自分のやりたいに消極的になっている部分があるので、また自分のやりたい!に素直になれるようにココロ?を撫でる?
またはそれを実行に移せる行動力…つまりは足?かな?
とそのふたつが思い浮かびました♪
みなさんなら、自分の治したい、修復したい部分はどこですか?カバのどこを触りますか?
そしてですね、元々じつは、このリカバリー・カバヒコの本、買うことは考えていませんでした。
けれど、たまたまこのリカバリー・カバヒコの出版一周年記念で青山美智子先生のオンラインイベントをやるということをXで知りまして
好きな作家さんの話を生で聴ける!とすぐにチケットを買い、参加するならこれは読まないとだめでしょということで購入に至りました(笑)
だから、どこでどう繋がって自分のことに結び付くか本当にわかりません(笑)
青山美智子先生のお話はその縁…繋がりもひとつのテーマなのかな、と今回読んで更に想像しました。
特に私の好きな話は「紗羽の口」です。
ママ友との関係性に悩む紗羽がカバヒコと出会うことでその人間関係…向き合いかた、そして自分のこれからの在り方について考えていくお話です。
自分が過ごしているの日々にどこか悶々としたものを感じているかた、ぜひ青山美智子先生の本を読むこと、おすすめします♪
温かい勇気みたいな言葉で溢れていて、自分との向き合いかたとのヒントが得られます。
私もまだまだ模索中でたくさん気付きを頂きました。
まだまだ読んでない本もあるのでこれからも読み進めていきたい、そう思える青山美智子先生の本。
今回はリカバリーカバヒコを読んだ感想でした。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます♪
真夜中のカフェでした。