ビジネスパーソンのための名刺の整理方法
急に毛色が180度ちゃうのを書いてみる
自分は過去に営業マンやってた時代もあって
それはそれは優秀でした(嘘)
その時代の名刺に関するノウハウ、ライフハックをおこがましいですが披露してみます
まあジモティーの冷蔵庫やタンスみたいなもんで無料であげますので要る方は勝手に持ってって下さいみたいな感じですな
仕事で大量に名刺交換する人や
誰が誰か覚えられない方に捧げます
ポイントは①~③までの三つ
ではまず①
名刺入れは整理するな
何も考えずもらった順に名刺入れにぶっ込め
会社ごとに分けたりしても
あなたの名刺入れが整理されて
あなたのコレクター欲が満たされるだけです
A社→B社→C社→D社と会社別に分けて
例えば大手の会社から順番に並べれば
何となくスッキリ整頓してる気はするけど
C社→A社→B社→D社が実際のルートなら
その日回った順番通りに並べた方が
再訪する時のルートも立てやすいし、しかも
名刺入れを見返せばそれがそのままその日の足跡になってるので後々思い出しやすいです
そしてそれらのメリットを得るためにしなければならない事は何も無く、手間はゼロです
(だって名刺入れに順番に入れてくだけなので)
そうしてこのやり方で名刺入れを管理すると
『あの会社のあの人の名刺どこやっけ?』
と後々探したい時
『確か名刺交換したの去年の夏ぐらいやな』
つー感じで日記を辿るように名刺入れを見返すようになってこれが結構良い効果を生みます
『あの日の記憶』を蘇らせながら名刺を探すので当日の風景や会話も自然と思い出すのです
次に②
もらった名刺の裏にはその人の特徴を書け
営業マンが初日で習うような
すごい当たり前の事やけど
本当に実践できてる人は実は少ないです
大事なのは
すぐに書くことと
絶対に忖度しないこと
『ハゲデブピカチュウ』と思ったんなら
すぐにそのままトイレに行ってでも書く事
人間は第一印象の記憶が一番強い
『年配ポケモン風』とか無駄に遠慮しても
思い出せなくなるだけなのである
【必ず自分が閃いた第一印象の言葉で】
『ハゲデブピカチュウ』と書くべきなのだ
なぜなら名刺が百枚とかを超えてくると
二番目、三番目の薄い印象の言葉では
思い出せなくなってくるからだ
ナイツの土屋とハナコの菊田とザ・マミィの林田とロングコートダディの堂前に連続で会って名刺交換する様子を想像してみてほしい
『痩せメガネ』と書く意味は無くなる
そしてそういう局面は普通に多々ある
実際の人間はマンガのキャラじゃないので一人一人キャラかぶりしないようにモヒカンにしたり2メートルの剣を持っていたり片目だったりはしない
ビジネスパーソンなんて大体みんな
服装も髪型も似通っているのだ
『スタジオジブリ』とか『ハムライス』とか意味不明なワードでも全然構わないから
自分が思い出せるかだけが問題なので
自分がその時思った第一声を書く
それだけを心がけるべきなのである
ちなみに自分の名刺入れを思い出してみる
『ハゲマリオ』『宝塚ミキティ』
『デスクが昭和』『大盛り友近』
『ファンキーモンキー不倫』
『ドラキュラメガネ』『ザコイタリア人』
『しゃくれ大泉洋』『ごはんですよ』
『大西ライオン』『ニセ大西ライオン』
我ながらひどい
みんなごめん
でもいまだに全員覚えてる
更には③
全く特徴が無く、第一印象で何も浮かばない
そんな人に出会ってしまった時はどうするか
第一印象って結局は自分が後で思い出すための
『記憶の取っかかり』な訳で
取っかかりが無いなら作ってやればいい
変な靴はいてるなぁとか
高そうなカバン持ってるなぁとか
この会社、机の配置がおかしいよなぁとか
そういう本人以外の事柄も使えますし
極端な話、特徴が無い人でも
その場で机のマグカップを倒して
コーヒーこぼれちゃって
『すいませーん!ごめんなさい!』
てなってしまったとしたら
多分その人の顔を
忘れないでいられますよね?
それは流石にやり過ぎやけど自分の場合は
『良いネクタイですね!』て言うてみるとか
机の上の小物とかを話題にしたりしてました
なぜならそれって普段の自分なら
効率オンリーで機械的に回ってたので
実は絶対言わないし、しない事なんです
そういう『自分だけの非日常』というのは
珍しいので脳がその時の事を覚えててくれます
先方さんもそれらをガン無視するよりは
何かリアクションしてくれる公算が高いです
すると
『これ父の日に貰ったネクタイなんですよ』
と笑う顔の記憶をひとつゲットできる訳です
名刺をもらって顔と名前を覚える
簡単なようで難しいですねぇ
そして先方もまぁやってる事は同じなので
『こいつ俺の事覚えてないな』
ってのは、すぐバレちゃうんですよねぇ
でも裏を返せば覚えとくだけで自分の株が上がったりするので『仕事で実績を上げる』よりも実は数段お手軽で楽です
以上
ビジネスパーソンのための名刺の整理方法
でした
まあ今回書いたのは営業回りパターンなので
自分主導で会いに行ける分、やや楽です
受付とかフロントとかの
不特定多数を受ける側のお仕事だと
より難易度が増すんですが
そっちはまた機会があれば書きます
世の中には顔や名前を覚えたりはせずに最大公約数の受け答えを研ぎ澄ましたり、その場面場面の勘や対応力で凌ぐやり方もありますし
そうしてる人が主流です
だからこそ律儀に覚えてくれてる人が稀にいると、コロッと惚れてしまうのです
昔、田舎のゴルフ場のフロントで働いてた時
メンバーは60オーバーの老人だらけでした
60オーバーの老人なんてみんな同じ顔です
無論メンバーの方にお名前を確認するような
失礼な行為は許される訳もなく
泣きそうになりながら
百人分ぐらいのハゲと白髪とメガネと銀髪の
顔と名前を暗記しました
ヒマで陰険な小金持ちジジイ共は
『来週この四人で予約入れといてくれ』と
帰り際に唐突に告げ
こちらが書き込む手書きの予約台帳を
射るような眼差しでじっと見つめるのでした
誰が誰なのかこちらがキチンと分かっているか
四人分のフルネームを漢字で間違わずに書くか
しっかりチェックしてやがるのでした
俺が鮮やかにそれをクリアーしてやると
お前を認めてやる風になってそれからは
より色々と面倒事を仰せつかるようになり
鬱陶しいからすぐ辞めてやりました
あの時使った脳味噌のギガ数
本当に無駄だったなぁ、、と未だに思います
あと最後に忘れてはならない注意事項がひとつ
『絶対に名刺入れは落とすな』
悪口書いたんならね
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