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🎬ザ・キラー 感想

初めて狙撃に失敗した"殺し屋"。
彼を"処理"しようとした人たちへの報復が始まる。

本編で続く彼のモノローグは、同じ言葉を繰り返し、ときに全く違う言葉を挟みながら延々と続いていく。

殺し屋のしていることは自分と大切な人を守るための防衛であり、復讐でもある。

デヴィッド・フィンチャー監督らしく無慈悲で残酷な描写はあるが、監督作品としては珍しく淡々としていて驚くような展開はない。
これを気に入るか、単調さに退屈になるかは個人的に意見が分かれる部分だろう。

すべては殺し屋のキャラを立たせる作りに徹していて、彼を際立たせる意味で周りの独特のキャラクターやエピソードが用意されている印象。
殺し屋役のマイケル・ファスベンダーが表情ひとつ変えず、静かに"仕事"をこなしていくスタイルはクールでカッコいい。

ストーリーに仰天するようなところはなかったため個人的には退屈さを感じたが、殺し屋のキャラ構築はおもしろく感じ、もし彼を題材にした次回作が作られれば観ると思う。

ただ夜中の格闘シーンが暗すぎて全く見えず、何がなんだかわからなかったのは、あえてなのかもしれないが、ストレスだった。

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