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🎬シング・フォー・ミー、ライル 感想

歌えて人の言葉を理解できるのに、引っ込み思案で人前では歌えないクロコダイルのライル。
しゃべることはできないライルと少年ジョッシュやその家族が、いろいろな勇気を取り戻していく姿を描く。

まだ小さかった歌えるクロコダイルのライルを見つけて、自分のショーに使おうとする売れないマジシャン・ヘクターの顔がデカ過ぎて誰かと思ったらハビエル・バルデムでビックリ。
今回は異様な雰囲気は封印しながらも、一度見たら忘れられないキャラを好演している。

マンハッタンに転校してきたばかりで孤独な少年ジョッシュ、意識高い系の母、教師だが学校の生徒から嫌がらせを受けている父など、ライルと関わる家族はみんなどこか自分らしく生きられていないのだが、ライルと出会ったことでみんなが少しずつ自信を取り戻していく過程は定石ゆえの安定感がある。

家族と心を通わせたクロコダイルのライルが平和に家族と暮らすため、ジョッシュが勇気を出してみんなの前で歌い、ライルがそれに応えて最後に自分が最大の勇気を出し歌うシーンはなんとなくわかってはいても感動モノ。

マンハッタン版『パディントン』と言っていい感じで決して暗い展開はなく、全編ハートウォーミング・ストーリーとして安心して観ることができる。
最後が都合よく行き過ぎる気はしたが、そこをツッコむのは野暮。
最後まで猫が儲け役なのはよかった。

ただ、家族が自信を取り戻す過程にライルがどんな風に関わったのかというエピソードに、もう少しだけ厚みが欲しかったかも。
そこはラストに向かってテンションを上げる上では、やや物足りない感じがした。

吹き替え版で観たのだが、ライル役の大泉洋さんが歌うだけの役というのが驚きなのだが、歌のみゆえいつもの役者・大泉洋風味がアテレコに出てなくて、いい意味で裏方に徹していたのは好感が持てました。

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