読書:傲慢と善良_「選ぶ」ことが苦手なあなたへ
一気読みしてしまった。
他にもやるべきことがあったのに、私の優先順位をぐちゃぐちゃにさせた本だ。
以下に、まず本書を読んで、思ったこと・得られた価値観について思うがままに適当に「詳細」に書いていく。多分読みにくい。
最後にそれらを「まとめる」という構造をとろうと思う。
▶読書メモ(詳細)
・これから好意を持ってくれる人には、しっかり向き合おうと思った。もしかしたら、自分と同じ苦しみや孤独を持っている人かもしれない。というか、依存先を求めているという点ですでに共通しているのだ。
・生きやすさを望むなら、「鈍感」をキーワードにしておくことを薦める。相手の行動・言動で傷つくのではなく、この人は鈍感なのだ、愛おしい、と思う。自分の言動・行動に自信が持てないと嘆くのではなく、私は鈍感なのだ、と思って生きる。「他人の目に鈍感に生きる。」
・自分の欲しいものは早めに主張しておく。主張しないなら、諦める。
・相手がどんな過去をもって、どう思ってるかなんて、仲良くなっても分からない。それは逆も然りで、自分のことを相手は理解できない。あなたの過去を、思いを、理解してくれる人を探すというマインドセットは自分を苦しめる。そんな人いないから。
・理想通りな人・完璧な人なんているわけがない。他人なんだから、価値観は違って当然。だから、ふと思わず、相手を傷つけることをしてしまうことがあるかも知れない。よれはもはやしょうがないことだから、お互いがそれを指摘しあえる関係になりたい。そして、すぐ謝り、価値観のすりあわせをできる関係になりたい。でも指摘する時は、なるだけ軽くて、深く考えてない感じで、ユニークであること、を意識したい。
そして、人は伝え方がとても下手。過剰に盛ってしまうことも往々に。だから、正確にすりあわせる。p478
・この人いいな、この人は恋愛対象としてみれないな、この人嫌いだ、この人尊敬だ。そんな感情を抱いたら、こう自分に問いかけたい。
「それって、相対的に自分につけた相対評価ではないのか、傲慢ではないのか」と。
・まじめでいい子。善良である。本当に100%良いことなのか。単純に自分で選ぶことができないからかもしれない。他人軸でみて、「よい」とおもったことばかりしてきたのかもしれない。いい人であること以外の状況に、ただ、慣れてないのだ。わからない。感情をぶつけ合って深刻な話をすること?そんなの教えてもらってない。
・教えてもらってないって責任転嫁だよね。
・この本を読んで、私に近づいてきてくれた人をすぐに突き放すことはしなくないと思った。誰にだって、本当に誰にだって、過去とその人の物語を持っているのだから。
・結局、自分に優しい。謙虚に見せかけて自己愛が強い。自分の物語の中では、悲劇のヒロインなように苦労は大きく捉える。自分の頑張りも大きく捉えてしまう。そして他人にもそう求める。
・他人からみたら一緒。特に格上な人からみれば、格下は皆同じ。ただ嫉妬の感情って無駄なんじゃないかって思えてくる。
・婚活が上手くいくのは、欲しいものが分かっている人。ビジョンが見える人。結婚相談所は最後の手段ではなく、最初の手段。
・自分で考えて選ばなくていい、選択しないまま、次のステージに飛び込めばいい。なのに、自己愛が強くて、情報も溢れていて、「違う」と思ってしまう。
・合う人と巡り会いたい。この思いを捨てよう。こんな抽象的なビジョン。
ビジョンが明確であれば選択すればいいし、明確でないなら選択しないまま飛び込めばいい。
▶感想(詳細)
この本は「選び方」について書かれた本だ。
選べない理由としては以下の2つだ。
ー「傲慢」だから選べない(自分の価値観に重きを置きすぎている人)
ー「善良」だから選べない(教えてもらったことで判断する人)p135
今までの私は「選ぶ」ことでいつも迷っている人生だった。
いつもいつも過剰に慎重になってしまう。情報を大量に集めないと不安。長所短所があって納得できない。
本書は、そんな私に優しく寄り添った。そして選ぶ際の心持ちを教えてくれた。
どうすれば選べるのか。
ー「鈍感」だから選べる。
どんなことだって、教えられる物じゃない。巻き込まれ、自分で悟ることで分かる。
巻き込まれるためには、「新しいステージ」に行くしかない。
選ぶことに苦戦する日々が蓄積すれば、疲労がたまる。
1度行動して、だめだったときに、「また、もう一度か」と暗く辟易した気持ちになってしまう。
傲慢にならないために「私とは違う人だ」と思わないこと。
善良にならないために「教えてもらわなかった」と思わず、もまれる環境に行こうと思うこと。
とりあえず新しいステップに行くことは、傲慢さに象徴される自分の価値観だけで判断する危険さを緩め、善良さに象徴される教えてもらったことでしか判断せず責任転嫁をする心を改めさせる。
自分軸があるってどういうこと?
→自分で選べると言うこと。
どうすれば選べるの?
→鈍感に真面目に考えず選んでもいいのだということ。
「終わってもいい」と思って行動すること。
終わるか、次に進むかしかない。
たとえ、終わったとしても次のステージに進むことができるのだから。
現状維持は退化だね。
自分の希望を主張して、本当にこれで良かったのかなっておもうこともあると思う。でも、鈍感に「よかった」って思えばいいのだ。
ーー他人に選ばせない。自分で選ぶ。
▶まとめと今後のアクション(簡潔)
ーーー「選ぶ」方法ーーー
● 何を選ぶかが大事なのではない。
選ぶことが大事なのだ。
それも自分で、
次のステージに行くことが大事なのだ。
(自分の目に見える範囲が全てだと思うことが1番危険だから)
● 鈍感で良い。鈍感に選ぶ。鈍感にこれでいいいのだと思う。
ーーー「選ぶ」の注意点ーーー
● 傲慢にならないために「私とは違う人だ」と思わないこと。(自分の価値観だけで判断している)
善良にならないために「教えてもらわなかった」と思わないこと。(教えてもらったことだけで判断して、責任転嫁をしている)
もまれる環境に行くしかないこと。
● 他人に選ばせない。自分で選ぶ。
● 現状維持は退化
ーーーアクションーーー
傲慢と善良になっていないか日々気をつけること。
● 誘いは断らない、って案外悪くないのかも。自分の判断範囲を広げるから。
● とりあえず飛び込む。
● 「終わってもいい」と思って行動に出る。終わるか、次に進むかしかないのだ。
● 人を簡単に評価しない。