シェアハウス・ロック(or日録)0205
【Live】2月4日のウーバーイーツ
久々の【Live】ネタ。
前回の【Live】もウーバーイーツ・ネタだったような気がする。我がシェアハウスのおばさんと、我が友・青ちゃん、イノウエさんの鉄火場麻雀の現場に食い物を届けるわけである。我が友・青ちゃんも、イノウエさんも独居老人だから、たまにはこういうことでもないと、コンビニでなにやら買って、ただただそれを食うだけの連続になるに違いない。
さて、昨日がウーバーイーツであることは決まっていたので、一昨日に近所のスーパーで安売りだった挽肉を買い、2kg程度をハンバーグ化した。おばさんは昼食後すぐにタマネギを刻み始め、準備を開始。
その間、私は自室で自分の仕事をやっており、階下の「ペタン、ペタン」の音を合図に下りていった。「ペタン、ペタン」は、挽肉をねり、それにタマネギのみじん切り、パン粉、卵、ミルク、調味料類を混ぜたものを、両手でキャッチボールし、肉団子状にする音だ。全量肉団子化したら、整形に入る。ちなみに、スパイスは通常コショウ、ナツメグだが、我がシェアハウスでは、若干カルダモンも使う。
私の部屋は、おばさんの作業するリビング、キッチンに対し、ちょうど屋根裏部屋と言っていい位置にあるので、ハンバーグの下ごしらえが佳境に入ったころに降りていけばいい。つまり、「ペタン、ペタン」が佳境の音だ。
一個150gのハンバーグ状を30個近く焼いていくのが私の仕事である。
いままでは全工程山勘でやったのだが、今回初めてタイマーを使ってみた。並行して洗い物とかをやりたかったのである。
まず、片面を中火で焼く。この段階は山勘。フライパンにはハンバーグ状が3つ並んだ。ハンバーグ状の周りに熱で溶け出した脂が出てきて、それがハンバーグ状の外側に1cm程度の外輪山状態になった段階で、まず火を最弱火にしてからひっくり返す。
蓋をして4分。この4分は、タイマーを見ながら微調整して得た数値である。4分経ったらまた中火に戻し、ひっくり返しながら焦げ色を付ける。串で刺し、透明な汁が「湧いて出る」状態であれば完了。
添え物のニンジン、ジャガイモもつくっておいた。これは、「蒸しチン」。
我がシェアハウスのその日の夕食にはこれらが並んだが、落ち着いて考えてみれば、我が友・青ちゃん、イノウエさんにウーバーするためにつくったものの残り物を食べたような気がしないでもない。
翌日(ウーバーイーツ当日)、おばさんの発案でもう一個のメニュー、海鮮焼きそばをつくる。海鮮はホタテ、海老、イカ。野菜はキャベツ、ピーマン、長ネギ、エノキ。ナンプラー味。ただ、ナンプラーだけで塩味をまかなうとちょっとクドくなるので、ナンプラーを少なめにし、塩を少々足す。隠し味は、カイエン。もうひとつ、海鮮類を解凍したときに出る汁を、最後にかけ回す。これがなかなかの決め手になる。
私ら日本人は、ウーバーイーツから知ったわけだが、どうもアメリカではウーバーが先にあって、そのイーツ部門なのかもしれない。割合最近、アマゾンプライムで見たアメリカのテレビドラマで、ウーバーというのが出てきて、それを見るとあまりイーツっぽくなかったのである。でも、一瞬だけだったので、これは本当かどうかはわからないし、わざわざ調べてみるほどのことでもないと思う。