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【読報】杜子春/芥川龍之介①~FPに相談しろ編~

あなたに+α、U+α(ウタ)です。

私なりの解釈と「これってこうゆうこと?!」といった
ツッコミ満載の独断と偏見の読書報告、略して読報!!
今回は芥川龍之介の杜子春(とししゅん)
※この記事は5分で読めます。理由は読んだら分かります・・・・

※くもの糸と収録されています。くもの糸はご存じの方多いかと思います。

↑↑青空文庫で無料で読めます


0.読もうと思ったきっかけ(読まずにOK)

ここ、すっ飛ばしてOKですキングクリムゾン!!
私が小学校低学年だった時分、
読書暗唱大会というのがありまして・・・。
読んだ本をソラで(何も見ずに)
みんなの前で発表するというものです。

みんなの前で発表するのでさえ緊張するのに
それを何も見ずに暗記して・・・
これは大人になっても
中々できるものじゃありません。

各クラスで予選をやって
学年で予選をやって
選ばれし6名が全校生徒の前で
発表というわけです。

(私は文学作品どころか
 読書すら苦手な小学生だったので
 もちろん箸にも棒にも掛かりませんでした)

で、私がこの「杜子春」を読もうと思ったきっかけ。

6年生の女子(小学生低学年からしたらめちゃくちゃお姉さんです)
が、「杜子春」を発表していました。

内容は頭に入りませんでした。
当時小学生低学年ということもあり、
人の話があまり聞けなかったのも輪をかけて。

ただ、内容はわからずとも迫真の発表で。

「杜子春‼‼‼」

と感情を高ぶらせ、叫び
先生、全校生徒がシーンとなりました。
そこだけ覚えています。
で、それって何なのかな、って
20数年の時を経て
「そのセリフってどの場面だったんだろう」と。
調べてみたわけです。
セルフ探偵ナイトスクープです。

1.あらすじ①(導入部)

杜子春とは

人の名前です。本編の主人公。
唐(昔の中国)の時代、
洛陽というめちゃくちゃ栄えた街の
めちゃくちゃ金持ちの息子

・・・・でした。

杜子春「やべ、湯水のようにお金使ってたら、
    食べ物も買えないし、泊まるとこもないし
    川に身投げしたろうかな・・」

というような
金銭感覚が狂って破産した青年です。
ここから物語が始ます。

片目眇(かためすがめ)の老人

そうやって途方に暮れていた杜子春に声をかけるのが
この片目眇(かためすがめ)の老人です。

イメージ画像。多分もっと優し気だと思いますだと思います。

「お前は何を考えているのだ」

と尋ねます。

そりゃビビりますよ、いきなり。
杜子春はとっさの声掛けに
「今夜寝るとこないし、どうしようかなと考えてました」
と正直に答えました。

「それはかわいそうだな」

といい、
夕日の光を指しながら
「いいことを教えてやろう。
 夕日の中でお前の影の頭の部分を掘れ。
 黄金が詰まってるはずだ」

ここほれワンワン

そこを掘るとなんとなんと
黄金が埋まってる・・・という描写はなく

いきなり
大金持ちになっています。
ということは、黄金が埋まってたんでしょうね。

黄金発見から3年後

めちゃくちゃあった
黄金も3年ほどたつとなくなっていました。
贅沢し放題ですよ。

縁の切れ目は金の切れ目

貧乏になった杜子春には
今まで絡んでくれていた人たちは
顔すら見せなくなりました。

そうすると、
そこへ
片目眇(かためすがめ)の老人がやってきて
途方に暮れている杜子春に声をかけるのです。

イメージ画像。多分もっと優し気だと思いますだと思います。

「お前は何を考えているのだ」

・・・?
あれ?これデジャブ???
タイムリープしてね?

また同じように杜子春は
「今夜寝るとこないしどうしようかな」と答えます。


そうすると「それはかわいそうだな」
といい、
夕日の光を指しながら
「いいことを教えてやろう。
 夕日の中でお前の影の頭の部分を掘れ。
 黄金が詰まってるはずだ」

ここほれワンワン

で、
また大金持ちに!!!!

あれ?
この展開、さっき見ましたよ。
ん、てことは・・・・?
そう、3年後お金を使い果たしています。

同じ展開2回続けるんかい。天丼です。

で、そこにまた

片目眇(かためすがめ)の老人がやってきて
途方に暮れている杜子春に声をかけるのです。

イメージ画像。多分もっと優し気だと思いますだと思います。

「お前は何を考えているのだ」


まさか、これ3度目のループ入るんじゃ・・・・


またまた同じように杜子春は
「今夜寝るとこないしどうしようかな」と答えます。


そうすると「それはかわいそうだな」
といい、
夕日の光を指しながら
「いいことを教えてやろう。夕日の中でお前の影の頭の部分を掘れ。
 黄金が」




そこで杜子春が言葉を遮ります。


杜子春「もうお金は要らないです」

老人「もういらない?贅沢するのに飽きたか?」

杜子春「いや、贅沢というより、人間というものに愛想が尽きました。

老人「面白いな、その解答。で、理由は?」

杜子春「人間はみんな薄情です。
    お金があるときにはちやほやするけど
    貧乏になると優しい顔すらしない。
    だから、もうお金持ちになっても
    何にもならないような気がします。

・・・次回へ続きます。

ここで終わりだと

杜子春ってなんなん??
やってんなぁ~

で終わっちゃうので(笑)


2.ここまでのまとめ①


杜子春、マネージメント学べ・・・・・

資金あったら、運用とかさ、
貯金とかさ、なんかそれを元手に
事業したり、FPに相談したり
なんかこうあるだろ!!!!
3回も破産するんじゃないよ・・・・

コントじゃないんだからさ。

もうね、何やってんだよ、です。

それこそ
私が

「杜子春‼‼‼」

と叫びたくなりました(笑)

でも、まだここでは杜子春の名を叫ぶ
場面は出ていません。

次回、そこまでいけるといいのですが

同じことのループで
2000字超えてしまいました。

全然話進んでいないのに・・・・。

しかし、同じことの繰り返しで
すぐに読めたと思います。
最後までご視聴ありがとうございました。

次回もお楽しみに。

追記:続編でました↓↓↓

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