日本の国玉である翡翠ですが、 緑以外にも様々な色があるのは ご存知ですか? 色の原因となる鉱物と元素は 🟢緑色=オンファス輝石 鉄、クロム ⚪️無色=純粋なヒスイ輝石 近年アイシージェードの名前で人気 🟣紫色=ヒスイ輝石 チタンやマンガン 🔵青色=オンファス輝石 鉄、チタン。稀。 ⚫️黒色=ヒスイ輝石 炭素 🔴、🟡赤色、黄色=ヒスイ輝石 鉄が結晶系に入り込んだ具合で現れる。 最近では、エルメスなどでも ブラックジェードの加工が盛んですね。 因みに赤ヒスイは日本
皆さんは 宝石の鑑定書を読んだことが ありますか? 専門用語も多くてとっつきにくい印象が あると思います。 まず、 「鑑別」と「鑑定」は別の概念であることを おさえておきましょう! 「鑑別」は、 対象がどの鉱物なのかを確定させること。 「鑑定」は 同じ鉱物の中で品質を評価すること。 …なのです。 例えばここに無色透明の石(正体はダイヤモンド)があるとして、 様々な検査を通じて、 この石がダイヤモンドであることを証明するのが 「鑑別」 ダイヤモンドであると証明さ
誕生石って、覚えにくいですよね…。 根拠のある事項は覚えやすいですが、 誕生石は多分に商業活動に根差した取り決めですから、 無理やり覚えるしかありません。。。 こんな時は語呂合わせで覚えてしまうことが効果的です。 そこで、インパクトがあって覚えやすい語呂合わせを用意しました。 よかったらご記憶の一助までに! イッチが 1月ガーネット ニッキ飴🍬 2月キャッツアイ、アメジスト SUN朝☀️ 3月 アクアマリン、さんご 下田⚓️ 4月 モルガナイト、ダイヤ
モース硬度、、、 ジュエリーに興味のある方なら、 聞いたことがあると思いますが、 一般の方はなじみのない言葉かと思います。 これは、 簡単に言えば鉱物表面の引っ掻き傷に対する 硬度の基準の一つです。 10種類の鉱物を標準として、 対象となる鉱物を引っかいた時に 傷がつくかでモース硬度が決まります。 10種類の鉱物の順番は柔らかい方から数えて、 以下の通りです。 1.滑石(タルク) 2.石膏(ジプサム) 3.方解石(カルサイト) 4.蛍石(フローライト) 5.燐灰石
日本では、学問として認定はされていないようですが、 宝石は一つの学問として欧米(特にヨーロッパ)で学ばれています。 宝石は学問になるの?という疑問もあると思いますが。 考えてもみてください。 宝石は地球がもたらす素材の中で、最も希少で魅力のあるものです。 これを深く学ばない手はありません。 定義としては、 「宝石学」=素材の起源からジュエリー等への使用に至るまでの、宝石素材に関する学問としています。 では、その学問をどういった場で使用するのでしょう?3択クイズです。
現在日本国内においては、国家資格としての宝石鑑定士は存在しません。 残念ながら、民間資格が乱立している状態です。 いつか経済産業省に働きかけて、国家資格にしたいですね…。 現在、世界的に通用するのは、 英国のFGA、米国のGIA.GGのみです。 以前は無資格者でも実力があればOKでしたが、 現在は無資格ではビジネスの現場では実際厳しいかと思います。 難易度的にはFGAの方が3倍くらい難しい感じです。 (両方取得している友人鑑定士談です。あしからず。) FGAが、鉱物学
はじめまして。「たいら」と申します。 私は30代後半の男性で、 ジュエリー業界に約20年身を置いています。 英国宝石鑑定士FGAディプロマ資格を所持しています。 ラグジュラリージュエリーブランドでの勤務経験や ジュエリーの専門学校等での講演の経験があります。 ここでは、そんな私が宝石にまつわるコラムや役に立つ情報を発信していけたらと思っています。 良かったら是非ご購読ください。