見出し画像

【シミ、シワ、たるみ、皮膚癌にも😨】紫外線から肌を守る〜日焼け止めの正しい使い方と選び方〜マッチョな皮膚科医が解説💪

皆さん、こんにちは!
マッチョな皮膚科医 JOJIO です💪

紫外線対策、しっかりできていますか?

「日焼けは健康的」と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが
紫外線はお肌にさまざまなダメージを与えます、、、

(黒い方がボディメイクの大会的には良いんですが😭
スプレータンニングを上手に使いましょう!!)

紫外線は
シミ、シワ、たるみの原因になるだけでなく、
皮膚がんのリスクも高めてしまいます😨

ですが今日この記事を読んで
正しい知識を身につけ、適切な対策をすれば、
しっかりと肌を守ることができます。

今回は紫外線が肌に与える影響、
日焼け止めの選び方と使い方について、
わかりやすく解説していきます。

🔴紫外線が肌に与える影響

紫外線(UV)は
UVA・UVB・UVC の3種類に分けられますが、
地表に届くのは
UVA(320~400nm) と UVB(280~320nm) です。

•UVA :肌の奥(真皮)まで届き、コラーゲンを破壊して
             シワやたるみの原因 となります。

•UVB :肌表面(表皮)にダメージを与え、炎症を引き起
             こす(日焼け=サンバーン)。長期的にはシミや
             皮膚がんのリスク につながります。

紫外線は
4〜9月に1年の約70〜80%、
特に 10〜14時に1日の約60% が降り注ぐ
とされています。

季節や時間に関係なく、
日常的に紫外線対策をすることが大切です。

今から習慣化して日焼けから肌を守りましょう!

🔴日焼け止めの選び方

日焼け止めを選ぶ際は
SPF と PA の数値に注目しましょう。

•SPF(Sun Protection Factor)
:UVBを防ぐ指標(数字が大きいほど防御力が高い)
日常生活(散歩・買い物) → SPF15~30 で十分
屋外活動(スポーツ・レジャー) → SPF50+ を推奨

•PA(Protection Grade of UVA)
:UVAを防ぐ指標(「+」が多いほど防御力が高い)
日常生活 → PA++
長時間の外出・レジャー → PA++++

また、敏感肌の方は
「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」と
表示されている製品を選ぶと安心 です。

🔴日焼け止めの成分と特徴

日焼け止めの成分は大きく
「紫外線吸収剤」 と 「紫外線散乱剤」 に分かれます。

•紫外線吸収剤
紫外線を吸収し、熱に変換して防御する
SPF値を高くできる 反面、
肌が敏感な方には刺激になることも

•紫外線散乱剤
紫外線を反射・散乱させて防御する
肌に優しいが、白浮きしやすい

敏感肌の方は
「紫外線散乱剤のみ」の製品を選ぶと安心です。

一方、屋外で長時間過ごす場合には、
紫外線吸収剤が入ったものを選ぶと
高い防御効果が得られます!!

🔴正しい日焼け止めの塗り方

せっかく塗っても 量が少なすぎると
十分な効果が得られません!

✅ 顔全体 → パール粒2個分 をムラなく伸ばす
✅ 腕や脚(片側) → 500円玉大 をしっかり塗る
✅ 塗り直し → 2時間おきに再塗布(汗や摩擦で落ちるため)

日焼け止めは外出の15~30分前に塗り、
汗をかいたりタオルで拭いたりした後は
塗り直しましょう!

▶︎「飲む日焼け止め」は効果があるの?

近年、「飲む日焼け止め(抗酸化サプリ)」が
注目されています。

これらは 紫外線による肌ダメージを軽減する
効果はありますが、
紫外線を完全にブロックするわけではありません。

そのため、
塗る日焼け止めと併用するのが最も効果的 です。
単独で使用せず、
あくまで補助的な対策として取り入れましょう。

🔴まとめ:紫外線対策を習慣に!

🌞 SPF・PAの数値を確認し、シーンに合った日焼け止めを選びましょう
🌞 敏感肌の方は「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」を選ぶと安心です
🌞 適切な量を塗り、2時間おきに塗り直すことが重要です
🌞 「飲む日焼け止め」は補助的に活用し、塗る日焼け止めと併用しましょう

紫外線対策は 美肌を守るだけでなく、
皮膚がんの予防にもつながります。

毎日のスキンケアに紫外線対策を取り入れ、
健康的な肌を保ちましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
フォローとスキお願いします🤲

マッチョな皮膚科医JOJIO

参考文献
【乳幼児健診でよくある疑問・相談への対応】皮膚・爪 日焼け止め・虫よけ 「日焼け止めはどれがよいか」「保湿剤・日焼け止め・虫よけを塗る順番」など
堀向 健太(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科)
小児科(0037-4121)65巻12号 Page1329-1333(2024.11)

【皮膚外用薬を使いこなす!】日光皮膚炎 ステロイド外用薬,サンスクリーン剤(解説)
斉藤 彬(柏駅前内科・皮ふ科)
治療(0022-5207)106巻7号 Page798-801(2024.07)

【教えて先輩! 皮膚科診療の困りごと】アドバンストステージ 治療法 皮膚疾患のある患者さんへのメイクアップ指導のコツ(解説)
野村 有子(野村皮膚科医院)
皮膚科の臨床(0018-1404)65巻6号 Page973-979(2023.05)

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集