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vol10. 「君たちはどう生きるか」を読んで感じたこと

吉野源三郎著の君たちはどう生きるかを読んだ。


正直な感想は、まぁまぁってとこかな。。


主人公のコペルくんが何かを体験し、それをおじさんに話す。
おじさんは、コペル君あてのノートに、コペルくんが体験した事柄についての大事な教えを記していく。

それらは

  • 自分を俯瞰すること、客観視することの大切さ

  • 感じたことを大切しよう

  • 生産者になれ

  • 人間の悩みとそれを教訓にした生き方

といった内容。

これらは、他の書籍を通じてすでに知っていた事柄だったが、改めて、大事なことだと再確認できた。


本書の中でとても一つだけ気になったことがある。
おじさんの問いの答えがとても気になる。
生産者になることの大事さを説いている文章の中での問いだ。

自分が消費するものよりも、もっと多くのものを生産して、世の中に送り出している人と、何も生産しないでただ消費ばかりしてる人間と、どっちが立派な人間かどっちが大切な人間か。

(中略)

君は毎日の生活に必要な品物と言うことから考えると、確かに消費ばかりしていて何一つ生産していない。しかし自分では気がつかないうちに他の点である大きなものを日々生み出しているのだ。それは一体なんだろう

コペル君。

僕は、わざと、この問題の答えを言わないでおくから、君は自分で1つ、その答えを見つけてみたまえ。

(中略)

決して人に聞いてはいけないよ。

(中略)
お互いに人間であるからには、誰でも、一生のうちに必ずこの答えを見つけなくてはならないと、僕は考えている。

「4章 貧しき友」からの文章


自分の考えでは、「愛」を与えているんだと思う。

生きていること自体だけで、親や子供や、身の回りの友人たちに、何かしらの影響を与えている。

日々の人間関係の中で、自分の意見を話したりすることで、相手の話を聞いてあげることで、自分の生き様を見せることで、時には、ただ存在しているだけでも、元気に毎日を過ごしているだけでも、周りにいい影響を与えているんだと思う。

なぜなら、友達のいつものメンツから、ひとりでもメンバーがかけるとなんかポッカリと穴が空いた感じを受けて、寂しくなる時があるもん。




この本を読んだ、他の人の意見も聞いてみたいな。
amazonのレビューをさらっと読んでも、この問いに対するみんなの意見を見つけれなかった。

おしまい。

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