#6 受験生必見!勉強量と成績の関係の秘密⁉
みなさんこんにちは。
昨今は日本のロケット打ち上げ技術(戦前・戦中から世界に誇る非常に高い航空機技術を日本は持っていました、が… )が発達しました。
それと高機能な気象観測衛星と超高性能コンピュータ、web等のおかげでしょう、
私が小学生の頃からは考えられないような、現在はかなり正確な天気予報が得られるになりました (^^)
さて、今回のテーマはタイトル通りの内容です。
今までの「つれづれ草」の中では一番の力作との自負があります (*^^)v
まずは図1の「勉強量と成績の関係」のグラフをじっくりと見てください。
ここでいくつかの注意点があります ( ..)φ
①グラフの横軸は勉強量で、この量は等比級数的に上昇しています。
最近の脳科学によると、勉強はすればするほど、この関数に近似して成果が
上昇してゆくとわかっているそうです(1)。
②また、横軸のもう一つのユニット(単位)は、phase (段階、時期)とした学習単位を表しています。
時間には具体的な数値は記入しませんでした。理由は、人によってそれが1週間であったり、一カ月であったりするからです。
③クリティカルポイント (critical point:臨界点)とは、この時期を過ぎれば成績が急激に伸び始める超重要なタイミングを意味しています。
④図1のグラフは y=2^x (2のx乗) という指数関数(数2で学習します)です。
図1のグラフからわかることは、以下1.、2.、3. のようになります。
1. 重要な時期は2つあります。
① phaseⅢ (t3~t4)
このタイミングにはクリティカルポイントが存在し、ここを境に成績は目を見張るような急激な好成績になってゆきます。
しかし、この時点での模試の総合判定はEくらいでしょう。
けれどもそんなことは全く気にすることなく、それまでのペースで勉強に励みましょう!
② phaseⅣ (t6~t7)
この辺りで模試の総合判定がAくらいになるでしょう。
今までの努力が、ようやく結果として実を結び、花開く時期です。
ここまで来れば、ほぼ合格間違いなし、と考えてよいでしょう。
2. クリティカルポイント(当然ですが、個人差があります)まではなかなか成果が上がりません。
ところがこの時期を過ぎると目の覚めるような急激な勉強の成果が表れてきます。
ですから、それまでは模試の結果に落ち込んだり、慌てたり、焦ったりする必要は全くないのです。
ここまで養った基礎力がこの後、ボディーブローのように効いてきます!!
逆に言うなら、このクリティカルポイントまでは基礎力養成の重要な期間とも言えるのです。
ここで気を付けてほしいことは、「基礎≠基本」であることを認識した上で勉強を進めないと、ムダな時間の積み上げになってしまいます。
(ただし、基本が不要である、ということを言っているわけではありません (;^_^A )
3. phaseⅢの t3~t4 の成績は128にすぎませんが、グラフから分かるように、それまでの総合の勉強量は255にもなります。
(1+2+4+8+16+32+64+128=255)
この値はクリティカルポイントを超えたphaseⅢの t4~t5 の勉強量にほぼ等しい量です!
それでは最後に、今回のお話の結論です。
ⅰ) クリティカルポイントを超えるまでは、コツコツと粘り強く頑張りましょう!
ⅱ) その場合、利用する教材は教科書・入試入門レベルの参考書、問題集を繰り返し使いましょう。
そして、しっかりとした基礎力を身につけましょう!
ⅲ) そうすれば、入試本番に対応できる確かな土台が作れます!
スタート地点に着いたばかりの人、残された時間がわずかな人も
おごらず、なまけず、たゆまずにコツコツと勉強に励みましょう!
夏の暑さに秋の稔りを見いだせ
敵は自分の中にいる
(参考文献)
(1)「記憶力を強くする」(池谷裕二/講談社ブルーバックス)
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