#5 人と人との「キョリ」
みなさんこんにちは。夏休みも残すところ5日を切りましたね、と書きながら、アッ、コロナのせいで夏休み伸びるんじゃね?と思ってます。
さて、今回のお話のテーマはコロナの話じゃないです。
先日、一杯やりながら晩御飯を食べていたら、テレビ朝日で「“ポツンと一軒家” 夏のスペシャル」をやってました。
毎回見ているわけではありませんが、たまに見ることがあります。
ここで一軒家を探すために使われている衛星写真なんですが、これは「リモートセンシング」といわれる技術が使われています。
これを軍事利用した応用技術は、ベルリンの壁が崩壊して米ソ冷戦が終焉(しゅうえん)を見せる以前は、軍事技術として極秘の技術でした。
しかし、冷戦が終わり、いくらか世界的な軍事力の緊張が解けた時に、民間に流れ出た技術であります。
その他の軍事技術を利用してもので民間に広まった製品としては、クルマ社会にはなくてはならない、みなさんご存知の「カーナビ(GPS)」もありますね。
(スマホのカーナビアプリは私も車に乗るので、時々重宝してます(^^) )
実は私は以前、技術者で飯を食っていた時代がありました。
1/4世紀以前くらい前になりますが、横浜にある某(ぼう)N社の関連会社の宇宙開発技術部というところに在籍していました。
そこで衛星関係の仕事をしていたため、それらのことについては少し詳しくはあります。
かなり前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。<(_ _)>
そのテレビを見ながら母が「田舎(いなか)の人たちは親切だねぇ~」と言ったのです。
すかさず私は「都会の人たちも親切だよ」と言いました。
その理由は以下ありますように、私の一人暮らしから得た経験則からです。
人間は物理的距離と心理的距離の相関関係によって、コミュニケーションの取り方を濃くしたり薄くしたりするもの
と思うからです。
随分と分かりにくい表現をしました。m(__)m
要は人は、人と人との距離(物理的距離:家と家との距離でもいいです)が近いと心理的距離を大きく取ります。
そして、コミュニケーションを薄くしようとします。
しかし、物理的距離が大きいとそれに反比例して心理的距離を縮めようとします。
そして、コミュニケーションを濃くしようとします。
つまり、ほどよい人間関係においては
(物理的距離)×(心理的距離)= 一定
と思うのです。
以下は私の一人暮らしの遍歴です。
高校卒業後、18歳の時に新聞奨学生として1年間予備校に通いながら、東京・世田谷区のY新聞店に住み込みしていました。
大学生の時は東京・文京区の小石川(こいしかわ)の6畳一間、風呂なし、トイレ共同のボロアパートでした。
社会人になってからは立川、青梅(おうめ)、町田、武蔵村山(いずれも東京の西部地区)でした。
と、ほぼ15年間、東京で一人暮らしをしていました。
上に書いた経験則とは、その15年間で得られた、自らの実体験に基づいたものです。
一般に都会の人は冷たい、田舎の人は親切とか言われることが多いです。
けれど、どこに行っても人間は同じであり、人間の持つ本質には変わりはないと思います。
それに東京といっても、江戸っ子と呼ばれるような一部の人を除いてほとんどは私のような地方出身者です。
確かに都会での一人暮らしで、いい意味でも悪い意味でも私は変わったと思います。
しかしそれは行動が変わったのであり、自分の性格はほとんど変わってはいないです。
ところで、現在の日本は以前のような強い経済力を持ってはいません。
そのため、皆さんが将来経済的に親から独立することはなかなか難しいかもしれません。
今、みなさんはスマホ1台とコンビニ一軒あればほとんどのことができる社会の中にいるわけですよね。
そんな現在の社会で経済的に親から独立することが、本当の個人の「独立」といえるのでしょうか?
私はそんなことを宮崎アニメの傑作「魔女の宅急便」から学びました。
皆さんもこのことを一緒に考えてみてくださいね。
イャーァ、映画って本当にいいもんですねー!
じゃ、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!(古すぎ?!(笑))
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