#3 だからお前はハゲるんだ!!
ステップ3
覚悟がきまったお前にこのステップで聞いておきたいことがある。
「お前、ちょっと太ってない?」
後にも書くがハゲには様々なハゲがいる。
その中で最も多いハゲが「ちょいデブハゲ」だ。
見た目そんなに太っていないように見えて実は太っている特に腹だけ異様に出ている。可愛く言うと「ぽちゃハゲ」。
おじさんと呼ばれる年代の7割強がこの体型(全員がハゲではないが)だと言うから恐ろしい。
「みんなそうだし、別にいいじゃん。」心の中で唱えたお前。まだ言うか。ハゲてないやつが言うにはまだしもお前はこのままいけば「デブ」と「ハゲ」というとてつもないパワーワードをダブル受賞することになるわけだが、それでいいのか? 世の女性たちは万年ダイエットしているわけだが何故だかわかるか?それは常に「デブ」におびえているからだ。
いつ自分がデブに転落するかを恐れて全然気にしなくていいような体型なのに正しい取り組みかはさておいて気にかけている。
それほど「デブ」の称号は手にしたくないのだ。
それをお前はもう授賞決定の出来レースにもかかわらずあろうことか二種目だと?お前それハゲ界の騎士の称号と同等だぞ。
デブオンハゲはもうハゲ国内において称えられるレベルだぞ?国内に名が知れ渡る。デブ国とハゲ国を行き来するハイブリッド型だと?いいか?忠告してやる。
その称号を手にしたらお前は二度とこっちの世界に戻れなくなる。
取り返しがつく間にこっちに来い。
人間切羽つまるとおかしなことを考える。
「ハゲと白髪だったらどっちがいい?」
そりゃ白髪だ。大抵の人がそう言う。今は白髪でイケてるおじさんが認知されている。
じゃあ「ハゲとデブどちらがいい?」
・・・・う~んどちらかといえばデブかな?・・・いやいやいやこの本を読んでいるお前はハゲになりたくなくてこの本を読んでいる。
だからその選択になるのは間違いではない。しかしそのチョイスは間違っている。いいか。真実を話そう。デブになればなるほどハゲ率は高くなる。
いいか。これは真実だ。
なぜならデブはシンプル不健康だ。人間は必要以上に食物を摂取すると太る。おじさんの7割がちょいぽちゃだとすると7割のおじさんは食い過ぎだ。
基礎代謝が低下しているのにしっかり食っている。
食ってないけど太る。
これはビールを代表する酒腹だ。
食べる量は減らせてもこれだけはやめられないんだよね。だと?ふざけるな。
その腹周りの中性脂肪がハゲを加速させるのだ。
いいか。食い過ぎは万病の元だ。あらゆる病気のもとになる。そして体内の維持としてまず病気にならないようにエネルギーを注ぐ。つまりお前の食い過ぎたものに無駄にエネルギーを消費しお前の毛根まで行き届かないのだ。毛根に栄養を届かせたいのであれば無駄な消費を避け、限りあるエネルギーを効率よく毛根付近まで届ける工夫が必要だ。
そんなこと言っても・・・。
というお前。さっき覚悟をきめただろうが。ドあほうが。お前が現在ちょいぽちゃである自覚があるのならば高い育毛剤を買う前にまず痩せろ。
痩せることで髪は生えやすい状況下を作り出すことができる。
まさに一石二鳥だろ?
デブとハゲが一気に解消できる。
まさに夢のようなプランだ。(ガリハゲについては後に書く) しかしこの二大巨頭をクリアするためにはお前は悪しき習慣を見直さなければならない。
マクドナルドも吉野屋も卒業しなければならない。
ココイチは?モスバーガーは?
お前はまだふざけているのか?そんなものダメに決まっている。「わかった、わかったサブウェイならいいでしょ?」だと?
冗談は生やしてから言え。
いや生えてきたなら少しずつ解禁してやってもいいがそれは自分自身で調整(コントロール)できるようになってからだ。
育毛初心者はこれらファーストフードは一切禁止だ。いいか。ファーストフード店に行きかけたら俺の顔を思いだせ。
それでも行くのなら俺の顔を踏みつけてからいけ。
俺の顔を踏みつけてまで食いたいんだろ?そしてまた言い訳するんだろ?
ここしか開いてなかったって。
仕方なかったって。
誘惑に負けるな。近くにコンビニがあるだろう。揚げたてのポテトよりサラダチキンの方が脂質は低く高タンパクなのは明白だ。
何がお前の身体が喜ぶかお前の身体に聞いてみろ。
いいか。聞くのはお前の口や気分じゃない。
身体だ。
そして聞くと同時に「効く」のはどちらか考えろ。
値段はそんなに変わらない。人間は誘惑されると視野が狭くなる。
この世の中でマクドしか食い物がないと思えるほどだ。そんなときこそ視野を広く保て。
お前ならできる。
今までの悪しき習慣を絶つときは今だ。 育毛中級者ともなれば育毛にとって食事がいかに大事かを身をもって理解できるようになる。自然とどうしてもポテトが食べたい場合、揚げたてのポテトではなく食するのはポテトサラダになってくる。
しかし初心者諸君には少々ハードルが高すぎる。
揚げたてのポテトを食った瞬間に育毛脳もカラッと揚がってしまう。
まずはじめの一週間、食事の量を減らしてみる。ランチの量、夕食のご飯を周りの誘惑に惑わされるな。お前は髪を生やすんだ。
脂肪で毛穴を窒息死させたいのか?
これ以上頭皮にダメージを負わすとマジで致命傷になるぞ?いいのか?一生ハゲ人生でも?腹が減り過ぎるとコンビ二のインスタントコーナーや菓子パン、レジ周りのうまそうな揚げ物たちが「俺たちを食ってくれ」という声までが聞こえてくる。それは完全に空耳だ。無視しろ。水とサラダチキンだけ買ってすぐでろ。
何度でも言ってやる「生えてから食え」以上だ。
糖質と脂質のコラボレーションは地上最強だ。世の中のB級グルメで上手いというものはこのコラボが絶妙だ。デブは言う。
「世の中に上手いものがあるからいけないんだ。」と。
たしかに一理ある。今コンビニで不味いものを探す方が困難だ。
しかしお前は世の中の超絶上手いものを食べなくても死なない。それらを食って死ぬのはお前の毛根だ。いいか。それを忘れるな。
牛丼やチャーハン、ラーメン、唐揚げに別れを告げて豆腐や納豆、野菜やサラダチキンが主食となったお前は確実に痩せる。痩せると同時に体内の悪玉コレステロールが減少し血液の流れがスムーズになる。
身体中に血液循環が活性化した結果末端の毛細血管まで血液に栄養が行き届き毛根付近にまで浸透するだろう。
つまりB級の超絶上手いものはデブやハゲと無縁な若者が食うものである。必要過多の糖質は体内で糖化を促進し血管を老化させ硬くしボロボロにさせる。
ずっと外に出っぱなしのゴムチューブみたいに見た目でもヒビがいき触るとすぐ砕けてしまうような血管になる。そして必要過多の脂質は血液中をドロドロにさせる。粘性が強い液体が末端まで行き届かないのは小学生でもわかるだろ。お前は血液にスライムばりの粘性をもつ脂質を投下させる気か?血管がつまると毛根どころの騒ぎではない。
その後の長い人生をどう生きたい?
それらを思えば食うものは変わってくる。 はじめはつらいかもしれない。だが次第に身体が喜んでくるのが実感できる。
先ず身体が軽くなる。
はじめの第一歩が重くなくなる。
寝起きの良さや昼間の活動量、脳の回転がこれまでと変わる。本当に同じ自分か疑いたくなるほど見違える。
そうしてようやくいままで食い過ぎていたことが理解できるようになる。「今もそんなに食べていないけどな。」だと?もう一度自分の裸を鏡で見てみろ。人間は食べて出して体内に残ったもので出来ている。お前の無駄にのっかっている贅肉は中学生レベルの簡単な数式で導きだせる。
例えば3.5ー3=0.5が一日の余分な蓄積だとする。
これを一ヶ月0.5×30日さらに1年で×12ヶ月=すると一年で18キロ増になる。ダイエットは摂取する量と生命を維持活動する量の配分だ。
逆にすればお前は一年で18キロ痩せることになる。ただ食事コントロールの急激は厳禁だ。最悪死に至る。
だから徐々にするのがオススメだ。まずは一週間、そして一ヶ月、半年続ければお前はもうハゲ初心者から卒業する。 読んでいると辛いように感じるがこれが当たり前になれば何にも感じなくなる。これが「慣れ」だ。慣れれば努力なしでお前の腹はへこむ。血量が増え血液はさらさらになる。これがいわゆる土壌を良くすることになる。シンプルだがこれが育毛の要である。
ステップ3 まとめ
脂質は血管を詰まらせ糖質は身体をサビつかせ頭皮は愚か身体全体の老化を早める