「空き家」
小学校の近くに空き家がある。下校時刻、誰もいないはずの2階の窓に、少女の姿が見える。そんな噂が学校で流れた。僕は噂を信じなかった。でもある日の夕方、空き家の窓に少女の姿を見た。その直後、携帯電話が鳴った。淋しげな少女の声が「ねぇ遊ぼうよ」と囁いた。 #140字小説

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