「卒業アルバム」
卒業アルバムをびりびりに破いた。深い考えなんてない。衝動的にやった。アルバムの中の僕を引き裂いたところで、消したい過去を消せるわけじゃない。けれど、僕には否定する以外になかった。“これこそが本当の自分だ”と真っ向から言えるものがなかったから。#140字小説

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