トワイライト・ウォリアーズ 決戦！九龍城砦

視聴：2025年2月@新宿バルト9

英国領時代の香港で肉弾戦。

これは劇場の大きなスクリーンと音響で楽しみたい作品。殴り合いが好きじゃない人でも、これは挑戦の価値アリです。

1980年前ぐらいの香港。チカラでマフィア的な勢力争いをしているようなエリアのひとつに、複雑怪奇な要塞都市となったような雑然とした自治化したビルがあり、そこで巻き起こるぶつかり合い。

殴り合い闘うアクションてんこ盛りで、それさえ受け入れられるのなら、2時間超、あっという間に終わります。

擬似血縁関係のような仲間たちが、それぞれの仁義で命をかけた抗争が巻き起こります。ケンカしたあと仲良くなっちゃうような間柄が昔の少年マンガ感。これはアツい。

役者が、またコッテリなのにかっこいい。理髪店のオッちゃん、山城新伍感があるなと思ってたら、とんでもない見せ場があります。ある種の戦場での感動を見せつけられました。侘び寂びのお涙頂戴ではない、感涙があります。

哀愁漂うキャラクターたちや、抗争する各勢力の関係の描き方が、ほんと少年マンガ。魁！男塾的な感じでしょうか。いや、マガジンで掲載してたタイプでしょうか。

気功が最強すぎて、そこに入っていけるかが分かれ目です。生物最強になったカーズ（ジョジョ第二部）を、どうやっつけるのか。そんな盛り上がり。どうする？どうする？というワクワクドキドキが楽しめます。

情で命を張るヤツらの闘いがありました。アクションがこれでもか、これでもかと見られます。それにしても気功が最強すぎる作品でした。