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まる

鑑賞:2024年10月@TOHOシネマズ新宿

寿司が食べたい!

とても面白い作品でした。予備知識ゼロで見ました、正解でした。役者さんとあらすじから出てくる期待値とはズレること必至と思いました。

主題は仏教的です。作家・職人を通した格差のようなものも描かれています。

絵を描く人が主人公で、堂本剛さんです。とても合ってます。まさかの、怪しいお隣さんが綾野剛さん。けっこう、振り切ってますけれど、やり過ぎても作品全体の印象が変わってしまうぐらいのものを背負ってる役。少し便利な役回りになってしまっている吉岡里帆さん。シーンは少ないけれど、投げかけ役。卑怯なのは、吉田鋼太郎さんと柄本明さん。面白い味付け役。そのほか、不思議なキャラも小林聡美さんや早乙女太一さんたちが美味しく見せつけてくれます。

決して万人受けするメジャーな志向ではなく、アナーキーな印象も強いですが、久しぶりに深みと軽さのバランスが良く、キャラクターも面白く、普遍的なテーマがある、素敵な作品だったと感じました。

▲荻上直子監督作品。そこかしこに社会性が感じられるのがおススメです。

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