違う惑星の変な恋人
鑑賞:2024年1月@新宿武蔵野館
深夜にテレビで流していて欲しい。
音楽とスロー編集でラッピングされた日常風フィクション。中だるみも許せるテイストです。煮え切らない。嫌いじゃないですけれど何度も寝そうになりました。
中島歩さんが集中力の柱です。やっぱりカッコいい。それなのにキャラはカッコ良くないという、彼によって立つ作品だったのではないでしょうか。
エチュードで作り上げるタイプの作品が好きな人向けと感じます。
面白いとは何なのでしょう。はじめからメジャーと並んで見てもらうことは考えていない枠外作品でしょう。それでもこの作品が誰かを救っているような気がします。先入観も期待も持たずに見て、良い時間と思えれば良いかな。自分の物差しがある人ほど向き合えると思います。
クスリと笑える部分もあって優しい気持ちになるか、イラっとするか、見た時のコンディションで変わることでしょう。
短編として45分ぐらいにするのが良いと思います。こういう作風が、トレンドのひとつなのでしょうか。
▲中島歩さん出演作。もっと見たい役者さんのひとりです。