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もんサンプション:世界知図 2 『シュガーマンのマーケティング30の法則』
人生を消費しよう。こんにちは。もん です。
今回は、前回とは打って変わって、マーケティング分野の本を読んでいました。別に専門家だとか、そういうわけではありませんよ。
今回は、この本をよんで思ったことを書きます。
「『使用者』になりたいというポジショナリティ的な本当の欲求は、隠される?」
……かもしれない、というお話です。
今回の引用箇所はこちら。
なぜベンツに乗るのか?(中略)理由は、彼らが無意識にその商品を所有する人々の仲間入りをしたいと思うからだ。
(シュガーマン 2006 p,152)
あぁ〜。帰属意識。「みんな持ってるもん!」ですかね?
僕はこの法則のところを読んで、かつての僕の「裏の欲求」のようなものを暴かれたような気がしてしまいました。恥ずかしいような、微笑ましいような。
ちょっとした架空の空想の妄想のフィクション・創作ストーリー形式でお話ししましょう。誇張された表現が含まれます。(特にAndroidユーザーの方、)ご不快な思いをさせてしまったら申し訳ありません。
iPhone買って!
これ。あります(ありま「した」?)よね。小中学生くらいの子供が、iPhoneやらパソコンやらを欲しがる時期。
例に漏れず、僕にもありました。皆さんにもありましたよね?スマホじゃなくても、かっこいいサッカーのシューズとか、おしゃれな服とかでも。
……ありましたよね?
なんのために?
と問われれば、LINEでみんなと連絡を取り合ったり、スケジュールを管理したり、勉強をして「生産性」を上げる、ここのこんな機能がいいんだ!だとか。このような「建前」で説得を試みます。
しかし、見ていただいてわかるように……
ぶっちゃけ、「それ」じゃなくても普通にやっていけるでしょ?
という理由も散見されます。(もちろん、切実な必要に迫られている場合ももちろんありますよね)
何もiPhoneじゃなくても、アンドロイドだって、LINEはできますし、YouTubeだって見られますし、スケジュール管理もできます。「ここのこんな機能」て、AirDrop、ユニバーサルクリップボードだけっしょ、と思いますよね。
ぐっ……(それを言われるとキツい、という表情)
そうなんですよ。もっと言えばPCでもタブレットでもいいじゃん、ってなっちゃいますよね。
でも……でも!
だって、iPhone使ってる人はなんか「スマート」な感じがしていいんだもん。
スタバでドヤってる人がかっこいいんだもん。
なんとなくデザインがかっこいいんだもん。
世界のビッグウェーブに乗りたいもん。
ようやく本当の気持ちに正直になれた、というわけです。これこそ、シュガーマンの言っていた「仲間入り」の気持ちでしょう。
この例を見てお分かりの通り、「本当の気持ち」というものはなかなか表に出ないものです。これはシュガーマンも指摘していました。
(呆れ顔)
物語はここでおしまいです。ちょっとiPnohe熱が強めに出てしまったかもしれません(笑)
〜ところで〜
先に見た「本当の理由」とは、実際のところ、どういった理由なんでしょうか?本当に、ビッグウェーブに乗りたい?その感情は、どんな条件でも抱くものですか?言葉を変えましょう。
周囲の人間関係に関係なく抱くようなものですか?山奥の隠居生活でも同じことを思うでしょうか?
おそらく、答えはNoではないかと思います。その理由は、山奥には、「所有」をアピールする場所や他者がないからなのではないかと。「こんなものを持っているんだ!」と思ってくれるような人が、周りにいない。
となると、「ビッグウェーブに乗りたい」というのは本心ではなく、「ビッグウェーブに乗っていると思われたい」というのが本音ではありませんか?
私達の購買意欲は、実際のところ、「思われたい」という心から来ているものもあるように思います。服を購入するときは、「こう思われたい」と思って商品を選ぶのではありませんか?
服以外の商品も、意外とそんな感じで購入するのかもしれません。
ポジショナリティ?
このような、「他人からこう思われたい」という考えは、僕の耳にした範囲では「ポジショナリティ」という、ジェンダー分野の概念で議論されるようです。
ポジショナリティについては別途勉強せねばならないのですが、この概念、もしや「モノの購入」といった分野でも話せるモノなのではないか?と思った次第です。
隠蔽
で、このような「ポジショナリティ的購買意欲」ですが、こうした動機はあまり語られることが少ないように感じます。
なぜなんでしょうね。
僕としては、「こう思われたい!」をもっと全面に出して、満足の製品を購入して、幻想に浸ったまま毎日をニンマリと過ごしたいです。
「ポジショナリティ的購買意欲」だって、ソシャゲ「人生」のプレイ環境を整えるための重要な要素ですからね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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もん