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【仕事】それは意味のある「棲み分け」か?
何でもかんでもできないから棲み分けは重要だが、思い込んでないか?
「何故連携しないのか?」
仕事の中である課題があったのですが、数ヶ月前に課題が認識された後でも解決されずにいました。
そのとき、同じセンター内の他の部署の方から「似たようなことをやっているのだから、むしろこちらでそれをやればもっと良いのでは?」「同じセンターなんだし、連携してうまく使えば良いのに」とアドバイスされました。
そのアドバイスを受けてふと思いました。確かに連携すれば上手くやれるかもしれない。しかし何故その選択肢がこれまで出てこなかったのだろうか?と。
今回、その方から言われたから気づけたことでしたが、それまで声をかけてもらってなかったのも何故かな?というのもありました。たまたま話題になったときに声をかけてくれたのかもしれません。
その後、その方と少し会話をしましたが、「そちらのチームが何か意図があって棲み分けをしたくて、言って来なかったのかな?と思っていた」と言われたのです。
棲み分けも大事
会社の中の組織には様々な役割やミッションがあります。そしてそれぞれの活動体で決まったリソースがあり、出すべき成果もある程度決まっています。
そして大きな括りで見ると似たような役割の部署もあったりしますが、そこもどこに集中するかを決めて他の部署と交渉して、それぞれの組織の存在意義を示して仕事をしています。
これがごちゃ混ぜになると同じようなことをやっていたり、穴が生まれたり、変な邪魔のし合いがあったりと会社の組織活動としてカオスな状態になります。また、限られたリソースで自分の組織やチームの成果を出すには色んな事をするのではなく、どこに集中するかという作戦も必要になってきます。
よって、組織やチームで「棲み分け」をするのは大事なことです。
しかし、この一度決めた棲み分けの領域は、会社内の体制の変更や組織変更でまた大きく変わります。そのときには改めて自分たちの領域が棲み分けするものなのか、連携することが出来るものなのかを捉え直す必要があります。
どう括られるかで連携の障壁の高さは変わる
今回も元々私のやっていたことと、アドバイスをくれた方のチームの役割は大きな括りで異なる領域として棲み分けがされていました。そのため気軽に連携することは難しく、自分達のできる範囲でしかできないという状況でした。
しかしここ2年くらいで大きな括りとしては同じ領域に私のやっていることも含まれるようになりました。そうなると棲み分けというより連携すべきでは?という意見も出てくるのです。
私や同じチームのメンバーも2年前の括りの領域でしか考えが及んでおらず、今や同じ括りで仕事をしているのであれば連携することで解決できてなかった課題を突破できる可能性も高まってきました。
常に自分たちは何者で、周りがどう関わっているのか?それが越えられるものか?棲み分けるべきものなのか?何かの節目でちゃんと見直すべきだなと改めて気づかされました。