【近況日報】2025年01月11日(土)「自他境界の話」
①
映画「キノ・ライカ 小さな町の映画館」を鑑賞してきた。映画監督のアキ・カウリスマキが、出身国であるフィンランドの小さな町・カルッキラに映画館を建てるまでを追ったドキュメンタリー。カルッキラの人達や、カウリスマキに縁の深い人物に話を聴く。小さな出来事かもしれないけど、町の人々にとっては、地元に映画館が出来ること、しかも世界的に有名な映画監督が作るとなると、これはもう事件と言っても良い。ジム・ジャームッシュ監督の登場にはテンションが上がった。
②
芸人さんが倫理的に問題のあるような、物議を醸す発言をして、いわゆるリベラルの人達に批判されている光景を見るとダメージを食らう。私はASDという発達障害で、自他境界が曖昧であり、お笑いやテレビが好きな自分まで批判されたような気持ちになって、罪悪感を感じてしまう。ただ、ある人の「板の上の(特定の芸人)は好きだが、間違った発言ばかりしてるな」という旨のポストを見て、「あ、この考え方は役に立つかも」と思った。お笑いや芸人さんというもの、そのジャンルを好きでいながら、特定の誰かの言動を批判することは両立できることを知った。
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