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【カルチャー雑感】2024年04月14日~20日の映画、ポッドキャスト

この一週間でふれて、印象に残ったものの感想です。


映画

「オッペンハイマー」(クリストファー・ノーラン/アメリカ,イギリス,2024)

IMAXで鑑賞。「観客を追い詰めているんじゃないか?」と思うくらい苦しいBGMの応酬だった。だからこそ無音の演出が映える。どれだけ実験が成功しても、行きつく先は「戦争なんて、人を殺すなんて愚かなこと」という結論。私目線ではややこしい映画だなと思ったけど、あの情報量に再び溺れたい自分もいる。


「ソウルフル・ワールド」(ピート・ドクター/アメリカ/2020)

最初の方は、ジョーがひたすら死んだことを隠して逃げていて「ズル」をしているだけじゃないかと思って乗れなかった。ただ、この作品のメッセージは「人には何としてでも生きていたい理由がある」「でも、生きていたい理由なんて見つけられなくても、それはそれでいい」の二つだとわかってからは、作品を楽しめた。誰もが生きていたいと思えるような世界にしたいと冗談抜きで思った。


「リンダはチキンがたべたい!」(キアラ・マルタ,セバスチャン・ローデンバッグ/フランス,イタリア/2024)

吹き替え版で視聴。斬新で、でもどこか懐かしい独特なタッチの絵柄の2Dアニメーション映画。多少ぶっ飛んでいるけど、たとえばキャラクターの身体が伸びたり縮んだりとかしないドタバタコメディで、「ちょっとだけ予測不可能」な作品として楽しめた。


ポッドキャスト

こんプロラジオ「#41 映画「4月になれば彼女は」の残響が止まない」

Base Ball Bearの小出さんと、ライターの南波さんによるポッドキャスト。#39で取り上げた映画「四月になれば彼女は」が、いろんな意味で衝撃的だったので、#41でもまだそれを引きずっているというとんでもない回。現在上映中の映画「パスト ライブス/再会」の話もしながら、あの作品はどうすればよかったのかを考える。

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Jナカノ@大喜利ライター
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